2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「女性蔑視」

「マドンナ候補」と一方で女性をおだてながらも、本音では「女性蔑視」の小泉さん。 投票率の高い女性票目当てで、「IQが低い」と見くびられている若い女性・主婦層こそ怒らねばならない。 何れにしても今度の総選挙は、自民党との「政権交代」が「最大」…

民主党の「キャッチコピー」

岡田民主党は「郵貯の預け入れ限度額を引き下げます」だそうだが、完全に小泉さんの土俵に乗ってしまったようだ。 それだけではない、郵貯の限度額を「1000万が700万に引き下げ」、更に「将来は500万」にする、と言う。これが何を意味するか真に判る主婦・若…

反対意見抹殺に「マドンナ」候補

小泉さんが「郵政民営化総選挙」と名づける「37人の造反議員」に刺客として「マドンナ候補」「女性落下傘候補」が続々名乗りをあげている。 自民党執行部は比例区候補者に女性候補を主体にする方針だという。それで思い出すのは田中角栄氏が、自民党勝利のた…

時流に流される時代

自分が昭和の「戦前・戦中」を経てきたせいか、「独断的時代」は「危険だ」の意識をどこかに有する。 今度の総選挙で「ケンカ上手」で「反対者を抹殺する」「権力志向」の「自公連合」を勝利させたら、一体この国は何処へ向うのだろうか。 (写真は皇居・東御…

権力の魔性

先日、朝日新聞に、今回の小泉首相の解散・選挙について中曽根元首相のコメントが載っていた。「小泉くんは権力の魔性にとりつかれたんだね」と。 「郵政ガレリオ解散」とか言われるが、要は、小泉さんは一旦就いた、総理総裁・首相と言う権力の座を何として…

「ケンカ上手」

小泉さんは大した「ケンカ上手」な方だと思う。昔からケンカには先手必勝の原則がある。相手の機先を制し、先制パンチを繰り出す。 小泉さんが郵政反対者を「抵抗派」とか、「造反者」に仕立て上げて、徹底的に締め上げて、撃破している様は、正に見事なもの…

過去と現在

戦争当時の事を振り返りながら、一旦時代の潮目が変わり始めると、潮流は止めようもない勢いになるのではないかと感じている。 他国への敵意や、異論の封殺、勇ましげな言動等はナショナリズムやヒロイズムをくすぐり増幅させ共鳴し合うからだ。 政治には冷…

反対意見封殺の時代

ところで、太平洋戦争直前、日本が日支戦争で膠着状態となっていた昭和15年8月に、今までの政党が総てが解散させられて、挙国一致体制「大政翼賛会」が出来上がった。 その上で「国民精神総動員本部」設けられ、主要食料品が「切符制」となり、米・味噌・砂…

異常な方向

「まともな国会論議や党レベルの議論すら殆ど行われなくなっている、非常に顕著な劣化現象で私自身驚いている。原因は総理総裁にもあるのではないか」 「そのことだけで留まっておればいいが、国が間違った変な方向に向っているのではないか、と危機感を持っ…

政治は「王道」を

政治は「最高の道徳」だとも言う。仮にこのような見え透いた戦術で勝利したとしても、その後「国乱れ」「民心は荒れ」て、歴史も決して仮借はしないだろう。 大国の宰相らしく「策」に溺れず「王道」を歩むべきもの、と考える。 政治は単なる「勝ち」「負け…

危険な「排除の論理」

郵政のみでなく、「総ての組織」にとっては「改革」は常に「必須」な事は誰しも否定し得ない自明の理だからだ。反対者も「改革」を頭から否定している訳ではない筈だ。 さて、法案反対者を排除する今回の方針は、明らかに今度の総選挙の争点を「一法案の賛否…

争点は「郵政法案」でない

然し「一法案」について「今回だけ」国民に問うと言うのであれば筋が通らない。「議会制民主主義」の手法を否定するものだからだ。少なくとも今後は「直接民主主義政治手法」に切り替える、と言うことでなければならない。 その方向は、政治と民意が乖離して…

刺客候補

「自由民主党」が何時から「不自由非民主党」に変わったのだろうか。 法案に反対した自民党「造反議員」は「非公認」として、37の選挙区に「対抗馬を立てる」と小泉さんが明言しているからだ。 既に反対投票した何人かを対象に、刺客として大臣クラスの大物…

山積する政治課題

繰り返しになるが「郵政民営化」が現下日本の最大問題ではない、むしろ緊急度から言って「財政削減」「行政のスリム化」「増税問題」等がある。 外交問題では「アメリカ・ブッシュ政権追随外交」小泉靖国参拝で膠着状況の「近隣諸国との問題」等がある。イラ…

小泉支持層

小泉さんが意図してヒトラーの手法を駆使しているのかどうかは判らないが、彼自身、身についているとすると正に「ヒトラー的天才」である。 少なくとも小泉支持層を分析した会社がある。「郵政担当大臣」である竹中平蔵氏懇意の「郵政民営化キャンペーン」の…

大衆操縦術

① ポイントを絞る。 ② 言葉を単純化しスローガンとして何度でも繰り返し訴える。 ③ 知的水準を大衆の最低レベルに合わせる。人員が多くなれば水準を下げる。 ④ 「正」か「悪」か、どちらかを断定的に言い切る。 ⑤ 表情・ゼスチュアを駆使する。

小泉人気

今日の新聞各紙・テレビ報道では小泉さんが解散を打ってからの「小泉内閣支持率」が、46−47%と急上昇しているのだと言う。 小泉さんの「断定的な物言い」「同じフレーズを何度でも繰り返す」「ぶれない政治姿勢」が若い人達を中心に支持を集めている要…

国民が審判すべきもの

昨日の「衆議院解散」が、小泉さんが言うように、「国民に判断を仰ぎたい」なら、結果的には国民としてはまことに歓迎すべき事だと思う。 今回の総選挙は「日本の民主主義の存亡を賭けた選挙」だと言う事だ。 昨年春の小泉総理の一存で強行した「イラク派兵…

総理大臣は「独裁者」か

このような強権的政治手法が罷り通るとすれば、「議会制民主主義」が健全に機能するとはとても思えない。まして議会は「先例主義」だと言う、これから先の事が大いに懸念される。 首相が国民投票で選出される「公選制」でない日本の場合、「解散権」が首相一…

「解散権」

自殺された永岡議員は日頃の国会討論では「郵政法案には反対」を表明していた、と言う。然し投票直前までの執行部からの強力な説得で「賛成票を投じた」経緯があった。 東大法学部卒の真面目な、元エリート官僚で、やや真面目すぎたのだろうが、強権を振りか…

国会は「言論の府」

小泉氏は「郵政民営化法案」成立にこだわった、法案否決なら「重大な決断をする」と、事実上「解散権」の脅かしで「アメ」と「ムチ」を使い分け、議員の賛成票の獲得に総力を挙げた。 「賛成すれば有力ポストを与える」「次回の選挙で公明党の協力を得させる…

「現状認識」と「10」の希い

1. 日本は戦後60年、「敗戦」によって人的にも物質的にも失ったものは実に多かった。然し、その尊い犠牲の上で、戦後「民主主義理念」を得た事は多としなければならない、と思っている。 2. 然し、今現在、日本を覆っているのは、「右傾化と戦前回帰」方…

「国民が主権者」

この際、総選挙を前にして、ささやかではあるが、「昭和一桁74歳・戦中派・民主主義世代」の一人として自分の考えを率直に述べたい。 自分の人生経験として、今の時代は「重大な節目」に自分達日本国民全体が立たされている、と感じている。 多分、今度の選…

参議院で法案否決

「郵政民営化法案」は、本日(8月8日午後)の参議院での投票結果、賛成108票、反対125票の17票差で否決され「廃案」となった。 小泉総理は、「参議院で法案否決」の結果を受け、「衆議院解散」に打って出た。法案及び前後の是非については別として、「国民…

小泉氏の「危険性」

これで総選挙に打って出て、小泉与党圧勝となれば、小泉氏は自信を強めて更なる「ブッシュ追随」「日本改造」に突き進むに違いない。 私は今の状況はドイツのナチス台頭時に相似していると感じている。 「異常な権力者」の出現はとても危険な兆候だ。(ドイ…

権力者の魅惑「解散権」

最高権力者になると「解散権」を振るうのが最大の魅力だという。小泉氏は「各種世論調査」で40―50%の支持率で、ご自分で「国民的人気絶大」と信じているようだ。 何れにしても明日(8日)の午後には参議院の投票結果によって今後の帰趨が決まるわけだが、小…

「政権交代」は「過去の垢落し」

然しこの「解散回避」・「自民党下野回避」の論理はおかしい、「解散総選挙」は最も国民にとっては望ましい選択である。この際自分なりに考えを述べたい。 先ず、「民主主義国家」は「政権交代」があって初めて民主主義国なのだ。過去半世紀に亘って、殆ど自…

「小泉解散」か

「郵政分割民営化法案」の問題は衆議院解散の方向に走りつづけているようだ。参議院での反対票が、賛成票を上回る勢いとなっているからだ。 小泉氏は「郵政民営化法案への反対は小泉政権不信任と受け止める」と、再三に亘って言明している。 小泉執行部は、…

「現状を変える」

政治に「絶対」はないかもしれない、然し、絶望してはいけない、せめて現状を変えることから始めてみるしかない。 選挙になれば「現状を変える」その一点でお互いが投票を誘い合いたいものだ。 (写真は皇居東御苑・乾濠)

「共倒れのプロセス」

著者はこれを「共倒れのプロセス」と呼ぶ、このままでは日本は破滅する、と悲痛な叫びをあげているのだ。 先月、この日記「病んでいるアメリカ」の中で、アメリカの良心とも言うべき「カレル・ヴァン・ウオルフレン氏」の「ブッシュ,世界を壊した権力の真実…