2006-01-01から1年間の記事一覧

自問と希望

何故急激にこのような日本になってしまったのか、何時頃からこのように悪くなったのか、何がきっかけなのだろうか、自分達世代もどこで間違ったのだろうか、と自問しながらも幾晩も考え込んでいる。 又同時に思う、最近何人かの若い人たちと進んで話す機会も…

物が溢れ、心が亡くなった

過年に記したと思うが、自分はミャンマー(旧ビルマ)の軍事独裁政治体制は問題だとは思うが、ミャンマーは敬虔な仏教国で大変礼儀正しく、治安も良いし人間関係も健全で気に入っている。誘われて2‐3度同国を訪問している。 農林・鉱業・漁業以外にさしたる…

モノ余り時代

今は「モノ余り時代」で、街にはモノが溢れかえり、若い人達が食堂等で食事に少し手をつけただけで皿に残したり、まだ充分に使える品物もゴミ捨て場にうずたかく捨てられたりしている。 モノを粗末にするということは、多分、その分多くのものを失い、その結…

「女性の時代」へ

最後に健全な「女性感覚」の大事さである、米騒動も「少しでも子供に粥を食べさせたい」との「母心」が出発点であった、「昔の一揆」や「最近の教育問題」も地方の主婦感覚が発火点であった。 考えてみるに、歴史の上で民主主義の先進国「北欧諸国」「ヨーロッパ…

政権を変えた「米騒動」

近年に入り、「富山の米騒動」は1918年(大正7年)8月、漁村の主婦が立ち上がって、これが瞬く間に全国の「反軍・反政府運動」にまで拡がったものである。 当時、米の値段が米相場の高騰を受け4年間の間に3倍にまで値上がりした、と言われる。吾が子にお粥…

女性に期待

所用で北陸・金澤に来ているが、晴れた日の日中は東京並みに暖かなのだが、さすがに北国だけの事はある、降雪は未だだが、夕方からの寒気には身震いするような肌寒さを覚えてしまう。 北陸と言えば冬の自然環境は厳しいのだが、実に心優しく穏やかな雰囲気の…

未履修問題と成果主義

高校の必修科目未履修や単位不足問題は既に全国の500を超える高校で、指導要領を逸脱したカリキュラムで授業が行われていたことが判り社会的大問題となっている。 北陸の一新聞(富山の北日本新聞)が採り上げた教育現場の事が、全国共通の問題であって単なる…

最近の教育現場

カリキュラム「ゆとり教育」が一般化し、最近は「週5日制」で、それでなくとも受身の安易な生き方への誘いの多い時代だ、若い人達をして「閑居して不善を為す」状態にさせてはいないだろうか。 新聞・テレビのトップニュースが、「いじめ」とか、「児童虐待」、更に…

若い頃の暗記力

過日、ご夫婦で世界各地を歩かれている日頃尊敬する同輩Iさんと酒を酌み交わす機会があった(最近、アルジェリア・リビヤ・チュニジアを旅された)、その折の酒席で、I氏は長文の漢詩を「すらすらと吟じられ」て驚嘆してしまった。 更に、感心して聴き入って…

「過去の自分」

最初に勤務したのが銀行、地方と東京、地方と名古屋等を転勤し、仕事を通じ社会人として、同時に夜学での4年間を含め、これら20年間は人生にとって実に大きかったように思う。 昭和45年起業、一度はそれなりの企業経営者として絶頂をも経験したのだが、一転…

心配な「この国の前途」

誰しも「己を知り」、「時流に流されない」事は、なかなか難しい事だと思う、昭和天皇自身が「独白録」の中で「日本人には不和雷同性があって、あの時、自分も戦争への勢いを止める事が出来なかった」と、述べている。(昭和天皇の独白録より) 自分の過去を振…

「日本の過去」

一昨日「12月8日」は昭和一桁生れの自分達には忘れることの出来ない日であった、今から65年前、昭和16年12月8日世界を相手に日本が戦争に打って出た日である、当時自分は未だ10歳であった。 戦時中、「鬼畜米英」と見えざるアメリカに向け小・中学生の身で拳を…

若い女性からの「コメント」

「自分との約束事」で、ホームページを出来るだけ続けたいと思って来たのだが、残念ながら先月十一月は所用で北陸へ二‐三度出向き、体調不良の為検査入院も重なって日記の方は不精をしてしまった。 一ヶ月間も筆を休ませてしまった為、敬友Iccyanから「一体…

「眺望」と「日々の生活」

「眺望の良さ」で思い出すのは、或る大手グループ会社の重役だったAさんが十数年前に自宅を横浜市内の眺めの良い高台に引っ越され、お招きを得てお伺いした時の事を想起する。 坂を登り切ったそこからは、横浜市内、外国船が出入りする横浜港、ベイブリッジ…

「隣の芝生は青い」

「霜月」に入り朝夕急に寒さも加わったように思う、日の経つのは速く、今年も余す所2ヶ月を切り、早くも来年正月の年賀状の売り出しも始まり、つとに慌しさを感じる。 寒くなると朝の散歩も途切れがちになる、時折の散歩の際に東京湾岸沿いの運河の奥から、…

「米田君」と「日田君」のケンカ

今では随分昔の事になったが「米田君と日田君」のケンカは、当時の大事件だった。ケンカは小柄の日田君が巨漢の米田君にいきなり「アッパーカット」を食わせ、米田君を一瞬ダウンさせた事から始った。 本当は、「ケンカのルール」としては、「やるぞ」とか、…

微妙な「隣同士」の仲

最近の「北田君と米田君のケンカ」は、一昔前の「日田君と米田君のケンカ」に相似した構図である。現在、北田家へは「米田の子分を任ずる日田」が先頭に立って隣家にケンカを仕掛けている。 「日田」が問題にする「北田家の拉致問題」は、既に四半世紀も経っ…

「中田君」の思惑

処で、北田君の「花火事件」であるが、町内幹部会で「北田非難決議案」が採決に付され、ほぼ満場一致で採択された、非難決議の不参加乃至は反対に廻ると思われていた「中田君が北田君非難決議に賛成」を表明して町内に一斉に驚きが走った。 「北田非難決議」…

米田家の系譜

現在、「町内一のボス」として町内を牛耳り、最も他から怖れられる存在の「米田家」も、元を正せば数世代前に英田家を飛び出て一家を成した、いわば「新興成り上り者」の系譜である。 本家の「英田家」は歴史も長く格式も高い名望家で、それだけに下級階層か…

町内の「6人衆」

「6人衆」とは、勿論ボス米田君も入るが中田君・南田君・露田君・当事者の北田君、それにボスの子分日田君である、ボスの考えでは「何れカネの掛ることは気の良い日田君に背負わせればそれで済む」との魂胆である。 北田君は町内からは「問題児」と見られてい…

「危険な花火」への誘惑

今、町内には、はっきり判っているだけで「花火を持っている」のは勿論「米田君」を筆頭に、「英田君」、「露田君」、「中田君」、「仏田君」、「印田君」、「派田君」と7人は居る、こっそり隠し持っているのもいて、それを持つ事が「町内実力者」とみなさ…

町内の「花火あそび」

「米田君」はこの町内で自他共に認める実力者で、ボス的存在である。「日田君」も以前に米田君とケンカをして、その時には、日田君は米田君にこっぴどくやり込められ降参し、以降一転して日田君はボス「米田君の第一の子分」のような存在となってしまった。 …

悪いのは誰か

それにしても悪い時代だ、実は「今の政治や政治家が悪い」、と言うと妻からたしなめられるのが常だ、その事になると二人の意見が対立するから、出来るだけ「政治批判の話題」は避けるようにしている。 さて、政治家と言うとK先生の事を思い出す、先生は自分…

「騙した人より騙された方が悪い」か

このような「格差拡大の時代」には「詐欺商法」が罷り通るのだろう、言葉巧みに売り込む手合いが相当数多いと見える、かと言って実際、警察も「民亊不介入の原則」もあるし、被害の証拠がないと手出しをするわけには行かないものらしい。 低金利続きで、預金を…

詐欺まがい電話

この頃やたら詐欺まがいの電話が多い、「必ず儲かる未公開株がある、近くこの会社が公開されたら一株で数十万の儲けになります、早い者勝ちです」、「原油の先物はお奨めです」、「マンションを買っておきませんか」、等々。 どう間違ってか、「しがない一介の素…

街のドーナツ化現象

従来細い路地で結ばれていた歴史ある旧市街地は、絶えず自動車渋滞で混雑していたし、確かに交通面では難点もあった。だからだろう、この街も完全に「車社会」に適応した街に変貌しているのだ。 今度金沢駅西口広場から、立派な50メーター道路が県庁前方面に直…

北陸の都「金沢」

所要で北陸に来ている、幸いに当地には珍しいくらいの好天続きで、爽やかな素晴らしい秋晴れの連休の日和に恵まれている。 北陸の都「金沢市」は、百万石の金沢城を中核として行政・文化・芸術・学問等の施設が集中し、それを大きく取り囲む形で商家や民家が細…

医学の進歩

自分は、内視鏡による大腸ポリ―ブ検査を受けたのだが、検査当日の受検者は十余人も長椅子に腰掛け順番待ちをしていた、大部分が老年組、その中で自分の横で待つ青年は若くて「丁度今年40歳」だと言う。 顔色が青白く、素人目にも直ぐに入院した方が良さそう…

気の毒な「若い世代」

今回、都内T病院に一泊二日の検査入院をした、家から歩いても20分足らずの長年かかりつけの総合病院、内科医担当医師のすすめによる。 病院の入院病棟は当日、何れもほぼ満員状況だそうで、案内された病室は四人部屋、内科の自分以外は整形外科の3人で、自分…

「大量方式」と「ヨーロッパ商法」

自動車最大手トヨタの売上がいよいよアメリカのGMを抜いて世界一になると聞いた、利益も何兆円と「日本一」だそうだ。それ自体めでたい事で祝意を表さねばならないのだが、最近自分が経験した些細な事は示唆的だ。 実は毎年、東京お台場の国際展示場で「国際…