「大量方式」と「ヨーロッパ商法」


自動車最大手トヨタの売上がいよいよアメリカのGMを抜いて世界一になると聞いた、利益も何兆円と「日本一」だそうだ。それ自体めでたい事で祝意を表さねばならないのだが、最近自分が経験した些細な事は示唆的だ。


実は毎年、東京お台場の国際展示場で「国際ギフトショウ」が開催されている。多少商品の推移には以前から興味もあり、招待状も送ってくるので、今年も先月初め、妻と一緒に行って会場を一巡りする。


中に外国企業出展商品で大変ユニークな商品があった、これなら日本でも売れると感じ、たまたま奥にメーカーの経営者が来ていると聞いたので、彼に会い「日本総代理店」の打診をしてみた。


それは北欧の企業であった、彼曰く、「この製品は専属の職人が一個一個手作りで作っている、大変手の掛かる商品でこれ以上企業の規模を大きくしようと思っていないし、自分はこれで充分だと思っている」、だった。



(写真は東京・天王洲、水辺の公園風景)