2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

駐車違反は「警察利権」

民間委託といってもそれを仕切るのは従来の所管する官庁である、会社の親玉は所感の官庁からの天下りである、「不法駐車取り締まり会社」の役員には別法人になってはいるが警察幹部が牛耳っている実質的には警察別働隊(別事業)なのだ。 明日6月からは「駐車反…

「刑務所民間委託」で「犯罪者」が増えた

刑務所が民間会社になり、軍隊が民間会社になって社会はどのようになったのだろうか。先ず、刑務所が民間委託になって「犯罪人が増えた」という、何故そうなるのか、民間会社は利益を上げねば成り立たない、当然売上目標があり、その目標値は毎年増える事は…

民間委託・民営化ばやり

ところで6月1日から「駐車違反取り締まり民間委託制度」がスタートし、駐車違反の取締が強化される、と言う、全国270の警察署で実施に移され民間会社に委託するのだそうだ。 違法駐車は減るし、警察は本来の仕事に専念出来るし万事良い事ずくめのように言われ…

今の世は「末世」か

この5月の東京の日照時間は観測史上最悪の136時間でこれは例年の7割だとのことだ、梅雨のような湿りがちな日が続いたせいか今月はこの日記もすっかり筆が鈍ってしまった。天候のせいにする訳ではないが、この頃の世の中の出来事は異常過ぎないか。 何と言う…

安易な消費税への偏重

度重なる政治圧力による税率の低減は歳入欠陥を招く一方で税の基本的理念から乖離するばかり、「大蔵官僚」から「財務官僚」となって、常に「政治の横暴への防波堤」となって来た彼等の意識の変化と、モラール低下は実に気に掛かる事だ。 (写真は東京の春祭り…

税制の崩壊

税が政治主導になって、国の運営は論理性を欠き、力ずくの無責任体制になったと感じている。そのコストは計り知れないものがある、損失の大きなものの一つに大蔵省エリート集団(シンクタンク)のモラール(士気)の喪失がある。 大蔵官僚のモラール喪失は、そ…

「政治主導」が税制にも

その「税」の聖域に政党が注文をつけあからさまに介入し始めたのは、日本が高度成長期から低成長期に入る40年代後半頃からだったように思う。「自民党税制調査会」(通称「党税調」)が与党の威力をカサに行政(大蔵省)に圧力を掛け「税を捻じ曲げ始めた。 大蔵…

政党による「税制ハイジャック」

家庭でもそうだが、国の財政は収入(歳入)と支出(歳出)が均衡していて初めて健全と言える、歳出については先回で記した通り収入(歳入)に関係なく「パーキンソンの法則」に則り膨張し続けている。 一方の歳入の方は、平成以降税収が急減し、収支のギャッ…

低下した官僚の使命感

日本の官僚は世界的にも優秀な頭脳集団ではあるが、自民党長期政権の下で「政高・官低」が定着、官僚は「政・官・業」癒着構造に組み込まれてしまった、官僚もまた「面従腹背」が身についた。先ず、官僚の主要業務である予算制度から見る。 日本の国家予算は、次…

増え続ける国の借金

国というのは国民にとって一体何なのだろう、国は果たして本当に国民に幸せと安全を与えてくれる存在なのだろうか、国家はそれが出来なければ存在意義はないと思うのだが、どうだろう。 国の借金が雪だるま式に増え続けて1000兆に近づいている。米軍再編での…

平和を阻む「アメリカの独善」

ところが、唯一、超大国アメリカは独立宣言後今日までの230年の間、直接本土へ攻め込まれ本土が戦場になった経験を持たない国である。彼等には戦争は他国へ出かけてやるものでアメリカにとって戦場の惨禍は所詮「他所事」なのだ。 第二次大戦以降の戦争は殆ど…

指導者の叡智

第二次大戦後、ヨーロッパで、かっては敵味方で戦った二人の賢明な指導者が、灰燼と帰した国土の上に立って会談し、「子孫に再びこのような愚かな戦争の惨禍を繰り返してならない」と、1950年歴史的な決断を下した。 「戦争は経済的格差が大きな原因」、と見…

国は何もしてくれぬ

敗戦後もそうだったが、阪神大震災時に被災した学生時代の同級生がいて、彼はその被災経験を通じて政治と行政への不信感を一夜しみじみと語ってくれた。 彼の自宅も工場も震災で倒壊し大被害を受けたのだが「国は何もやってはくれなかった」と言う。結局は「自…

「国家」とは何だろう

「国を愛する心」が教育基本法に明記され、学校教育で「愛国心」が強調されそうな雲行きだ、元々「愛する」とか「愛されたい」と言うのは、主観的な心の問題であって、強制されたり押し付けられたりするものではないのだろう。 まして国家が「愛して欲しい」と言い…

戦争は「怒り」と「憎悪」の連鎖

個人でも国家でも、憎しみ合い妬み合う事で争いになり、最後には「戦争」になるのだろう。多くの場合、戦争は「不信」と「誤解」から生じるし、それらは「因」となり「果」となってエスカレートするに違いない。 最近北朝鮮の非をヒステリックに言い立てこの国を…

藤田嗣治展に見る「戦争画」

先日、大手町の国立博物館で「伝説の画家」と称される藤田嗣治氏(1886―1968)の生誕120年記念遺作展示会を見て来た、出展作品は藤田氏20歳代のパリ―時代から年代順に約百点であった。 初期、パリ―時代の作品は裸婦画が多く、正直、失望していたのだが、後半…

戦争前夜

日本が戦争に突き進んで行った昭和の時代を振り返ってみると、今の時代に恐ろしいほど重なって見える、昭和13年に国家総動員法ができた。これは現在の「有事立法」に当るものだ。 国家総動員法のもとで具体的なことは政令で決めた。その数約100であった、例…

憲法の危機

今日は「憲法記念日」、新憲法は敗戦翌年の昭和21年11月3日公布され翌年5月3日から発効している。今年は憲法誕生から丁度60年目なのだが、今正にその世界に誇るべき憲法が危機に立たされている。 時あたかもアメリカ軍の世界的再編成計画の中で、日本列島全体…

メーデー

5月1日は「メーデー」、最近の若い人には、連休続きの「ゴールデンウイーク」の一日と連想されそうだが、昔の我々には5月初日は「メーデー」であった、懐かしい響きがある。 メーデー中央会場は、近年は代々木公園のようだが戦後昭和30年代は確か日比谷公園だっ…

新緑の候

新緑の5月に入って、本来ならばこの季節「さわやか」なるべきなのだが、この国の現状には先行きの見えないトンネルに入り込んでいくような陰鬱さを覚える。 今最も日常生活で、多くの人々に影響を与えているのがテレビからであろう、そのテレビから連日流れ…