2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

自然と人情味溢れる国

正直な所、自分もヨーロッパへは何度か足を運んではいたが、精々でイギリス・フランス・イタリア・ドイツ辺り迄で、精々で南はスペイン・ギリシャ止まりだった。 然し、地図を見て認識を新たにしている、ギリシャの北、イタリア半島とアドリア海を隔てた東側、…

以って他山の石、「ユーゴ」

リーダーの重要性を知る上で参考になるのはサッカー日本代表監督「オシム氏」の祖国ユーゴでなかろうか、オシム氏の祖国旧ユーゴのサラエボでは今から22年前に冬季オリンピック大会が開かれた。 「フイールドの向こうに人生が見える」の副題のある集英社インタ…

今の日本は「異常な時代」

8月も今日で過ぎる、暑い夏も今日で峠を越すが、それにしても今年の天候は異常だった、ここ何日かの暑さは7月以来の長梅雨・低温の後だけにこたえた。 天候だけではない、このところの日本の異常さもどうだろう、連日子供たちの殺人事件がNHKニュースのト…

「マスコミが戦争を始める」

祖国の悲劇を体験してのオシム氏は内戦については多くを語らないが、「マスコミは戦争を始める事が出来る、意図を持てば世の中を危険な方向に導ける」と喝破している。 実は、自分はサッカーには全くと言って良いほど興味もなく、ユーゴーについても知識もな…

「失敗の中にこそ財産がある」

たまたま昨夜(24日)のNHK[クローズアップ現代]でサッカーの日本代表団新監督に就いた「オシム氏」の次の言葉を耳にして「ハッ」と胸を打たれた。 「敗ける事には意味がある」、「失敗する事は決して恥じる事ではない」、「その中にこそ多くの教訓と財…

憎悪の悪循環が「戦争」

そもそもテロの原因はどこにあるのか、何故そのような世界になったのか、何時からそうなったのか、2000年ブッシュが大統領に疑惑の当選を果たしてから8ヵ月後に起きたNYWTビル事件が契機だった。 戦争は、民族的対立や宗教的対立、主義主張の違い等で起…

危険な「二元論」

「テロ事件」を「テロ戦争」と叫んで大統領戦争に勝利し続けたブッシュと、「与党をぶっ壊す」「公団・郵政民営化」と、問題を単純化し「敵」と「味方」に識別して勝利した小泉氏は、さしずめ「正・邪択一法」を駆使した「世紀の魔術師」である。 21世紀に…

隣国との関係

これは国と国との関係でも云える、最近の事例では日本と隣国中国や北朝鮮との関係だ。地理的にこれらの国々とは歴史的に関係も深く将来とも「孫子の代」どころか、「未来永劫」に付き合っていかねばならない関係にある。 ところが最も距離的に近いこれらの国…

不信の連鎖が憎悪に

隣同士が、信頼し合ってお互い仲良く付き合って行く事は大切な事である、諺に「遠い親戚より近い他人」と言うように、突発的自然災害時等力になり得るのは、遠くの親戚よりも近隣の人達である。 ところが、実際には人間は感情の動物で、必ずしも理屈通りうま…

「若い人達」への責務

NHK特番「アジアの中の日本」で、若い女の人達がテレビで、「私達の世代が戦争した訳でもないし責任もないわ」と、あっけらかんと語ったのを耳にした。 それを聞いて考え込んでいる、昭和一桁生れの自分だが、正直言えば「戦争を起こした明治・大正生れの…

「戦争の愚かさ」を伝える役割

最近の幾つかのNHK特番報道には教えられることも多く、「NHKの存在感」を心強く感じている、「情報化時代」で、民意はマスコミによって作られるといってよい、マスコミといっても、その中でもテレビの影響力が圧倒的に強力である。 民放局は視聴率競争…

人類に未来はあるか

ところがどうだろう、人間同士の殺し合いのために人間が飛行機やミサイルを使い、原爆や水爆を用い、電子工学を駆使して地球の反対側の都市や人間の集団を画面上ボタン一つで殺戮してしまうまでに至った。 これらの作用で地球環境は急激に変化しつつある、大…

化学進歩と戦争

化学の進歩は、地下の石油を抜き取り燃料として使い、車を動かし、ミサイルを発射させ、原子力爆弾で大量殺戮を行い人間の活動範囲を広げ戦争の様相をも一変させてしまった。 人間の「物欲」と「征服欲」は、限界がないようである、地球に飽き足りず、宇宙に…

奇蹟の地球、及び「人類誕生」

宇宙は、今から約150億年前にビッグバン(宇宙大爆発)で生成され、私たちの暮らす地球と、地球に人類(生命)を生み出してくれた太陽系は、今から約46億年前に誕生したと云う。 高温のガス状から徐々に収縮し、海ができ、水や空気の生成途上で、初期の…

環境破壊の元凶「戦争」

人間は火を使い、弓矢や釣りを覚えて動物や、植物を餌として動植物界で、かっての「恐竜」の如き圧倒的な地位を築いて来ている。 人間は地中に埋蔵されていた石炭・石油等の化石燃料を大量に掘り出して、それを燃焼させて文明を謳歌してきた。 然し、その事…

人類の軌跡

この地球が誕生したのが46億年前、幾多の天体間の衝突変動等を経て、9億年前に偶然多細胞生命が誕生し、それが進化を遂げて類人猿が400万年前、さらに10万年前に人間が出現した。世界の人口は今や65億人に達している。 6500年前に起きた恐竜絶滅が「急激な地…

恐竜突如絶滅

ところが,不思議な事に白亜紀初期、今から約6500万年前に恐竜は突如絶滅する、地球上を我物顔で独歩していた恐竜が突然一頭もいなくなってしまったのである。 その不思議さに、今回、自分も大変興味を持って見学に行って来たのだが、展示品からは残念なが…

恐竜博に思う

千葉・幕張で開催されている「世界の巨大恐竜博2006」を見てきた。広大なメッセ敷地の中にある展示会場には、世界各地から出土した大小様々の恐竜の骨格が展示されていて、その種類の多いのには驚いた。 恐竜はこの地球上に今から2億3千万年前「三畳紀後半…

「真夏の夢」

自分は、今回、アメリカで公開された天皇の外交発言等を、敗戦後61年目の夏の暑い日差しの中で読みながら、複雑な気持ちを禁じ得ないでいる。 先日明らかになったように、「米中央情報局(CIA)が50年代から60年代にかけ、日本の「複数の親米的、保守的…

表に出難い「内奏話」

天皇の国内での政治的発言は主に大臣の天皇への「政務報告」−「内奏時」に行なわれるようだ、73年5月の増原防衛庁長官が四次防内奏の際に「日本の自衛隊がそんなに大きいとは思えない、しっかりやってほしい」と述べている。 又、中曽根首相が「日本列島不沈…

園遊会でのメッセージ

1962年10月30日の「園遊会」での天皇からの在日米軍司令官スマートへのメッセージも象徴的である。(あらかじめ皇室職員から当日天皇が話をする希望がある旨伝えられていた、と言う) 天皇は、在日米軍司令官スマートへ印象に残る真剣な態度で、「日本に於ける…

日米安保体制と「天皇」の役割

1958年10月6日ニール・H・マケルロイ国防長官が来日し、天皇と面会している、アメリカ国立公文書館にはその時の会見記録も保存されている。 それによれば、一通りの挨拶が終わった後、天皇から「強力なソ連の軍事力に鑑みて、北海道の脆弱性に懸念を持っている…

天皇の「メッセージ」

憲法発布の翌年、1947年(昭和22年)アメリカに向け「天皇メッセージ」が発せられている、その中で「アメリカに沖縄を軍事基地として50年ないしそれ以上貸与する」とある(「世界」8月号254ページ)。 敗戦4年後に当る49年11月の会談で天皇は「ソ連による共…

戦後の昭和天皇

連合国軍総司令部GHQ最高指揮官としてマッカーサーが厚木に降り立ったのが敗戦後約2週間後の8月30日だった。 天皇が日比谷皇居真正面に位置する第一生命ビルGHQにマッカーサーを訪ね初会見したのがマッカーサー到着後約1ヵ月の9月27日であった。 初回…

残念な事「けじめ」

この内容に就いては次回に譲るとして、今日は先ず自分の天皇への思いから記しておきたい、色々資料を読み解く内に「トップの孤独」さに思いを致す。戦前戦後を通じ最高責任者としての天皇の苦悩のほどが偲ばれる。 多分開戦に際し天皇も勝利には自信はなかっ…

天皇の立場

昨日の日記で「天皇独白録」の一部を転載した、これは日米開戦までの記録だが、最近アメリカの機密外交文書の一部が「機密扱い」を解除され、敗戦後の昭和天皇の発言が明らかになり、今までベールに包まれていた「戦後の謎」が次第に明らかになって来ている…

灼熱の敗戦日

8月(葉月)に入った、毎年この月になると、あの抜けるような蒼さの15日を想起する。あの日、「敗戦」と知った時の衝撃は、自分だけでなく、戦中世代なら「人生最後の瞬間まで」脳裏を離れる事はないだろう。 あの日から実に61年目も経つ。今更ながら自分の…