化学進歩と戦争


化学の進歩は、地下の石油を抜き取り燃料として使い、車を動かし、ミサイルを発射させ、原子力爆弾で大量殺戮を行い人間の活動範囲を広げ戦争の様相をも一変させてしまった。


人間の「物欲」と「征服欲」は、限界がないようである、地球に飽き足りず、宇宙にまで及ぼし、他の球体までも支配下に置こうとしているかのようだ。


地球は、偶然にして生れ、その上人類誕生に欠かせない数々の条件をクリアして人間が生まれた、現在もその条件の中で危うい「奇蹟の橋の上」に存在しているように思う。
 

ライト兄弟が飛行機を初めて飛ばしてからまだ100年余(初飛行1903年)、アメリカが原子力の扉を開けてから未だ60年経っただけなのだ。