2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の現状

こんなに働いてきて、1千兆円もの借金がこの国に残っているというのは一体どうしたことか、このままでは孫や子に合わせる顔もないではないか。国民みんなの働きが悪いと言うことなのか、その事を自分は今、静かに考えている。 春 嵐 大事故の、ニュースに身…

人生とは何か

緑と湖が美しいこの国で、すべての市民が将来の心配事もなく、のびのびと人生を楽しみながら生きて行く、外国から入国した人にも一定条件で市民権―選挙権も与え、年金も与え、仕事をも世話をして、その間は失業手当も与え、ゆったりと人生を一緒に楽しむのだ…

ゆったりした北欧

丁度、昨年今頃だったか、北欧4カ国を24年ぶりに、今度は妻と一緒に訪ねてきた、4半世紀前のスエーデンがどう変わったのだろうか、と。結果は「変わっていなかった」、と言った方が良いのだろう。日本とは正に対極にあった、変わったのはむしろ日本の方なの…

痛々しい大事故

そこへ飛び込んできたJR西日本の大事故のニュース、段々死者数が多くなって、とうとう106人になった、と言う。通勤時間帯だったせいで被害者は若い人達が多かったようだ。若人が減っていると言うのに、多くの将来ある人達が亡くなったのに心が痛む。 偶々…

葉桜の季節

4月も今日で終わる。月末は、1ヶ月を振り返る事にしている。桜の季節は短くて、強い風で散るのも早い。先日、実に久々に妻と駒込の六義園に足を運び、見事な「しだれ桜」に暫し見とれた。この茶店で40余年前に学友Y君の結婚披露茶会を催した事が、ついこの…

「税」は「国家」「道義」の基本

「税」は「政治」「道徳」、そのものであり、国家運営の根幹を為すもの、と言われている、税の基本には「公平」「中立」「簡素」があり、「所得再配分」機能、加えて「応能」の原則もある。これは古今東西を問わず、近代国家の大原則なのだ。これが崩れて来…

消費税で拡大した税の矛盾点

さて、亡き人を悪く言うのは申し訳ないが、竹下さんも、日本を悪くした責任のある政治家だった。その一つは「消費税の創設者」としてである。「大型間接税の創設」は、それ自体は破滅的な日本の財政の現状から何れは避けては通れない選択肢だったと思う、然…

平成の17年に10人の総理大臣

昭和と平成の「幕引き役」は、「気配りの名人」、竹下登氏が担った。然しこの人も又、平成12年6月19日に76歳の生涯を閉じられた。竹下さんの後の「総理大臣」は、宇野−海部−宮沢−細川−羽田−村山−橋本−小渕−森−小泉、と続いて来た。今の小泉さんが10人目、…

昭和・平成の幕引き役「竹下内閣」

昭和天皇は1989年1月7日に87年の波乱の生涯を閉じられ崩御された。昭和の年代も64年で終り、その時点から「平成」の年代が始った。竹下内閣で官房長官をやっていた小渕さんが墨黒々の「平成」の墨書を掲げていたのが、つい昨日のようでもあるが、平成時代…

独裁政治の仕組み

総理特命の「政策課題」を、外部学識経験者等で組織する「諮問委員会」・「調査会」・「審議会」に付託することで、実質国会論議が形骸化して「首相独裁」の道を拓いたこと。これがその後、政府・与党の効率的手段として定着した。 議会政治には「時間が掛り…

「民営化」の流れ

鈴木内閣当時、中曽根氏は行政管理庁長官として「臨調、会長土光敏夫氏」と共に国鉄分割民営化で手腕を発揮し、目途をつけ、大方の国民から絶賛された。更に電電・専売についても課題とした。これらが国民の評価を高め、総理に推戴され平成9年4月29日には「…

日本の恒久的「アメリカ基地化」

「日本列島をアメリカの基地化」構想は、実質的に日本をアメリカの支配下においてよい、との表示と受け取られてしまった。その事が「対米一辺倒」で、「自立性を失ってしまった」現在の日本の混迷とどう関係するのか正確には読めないが、少なくとも将来「売…

審議会方式で国会空洞化

首相「行革大綱」決定、「71法人整理」方針(5・24)、「国有地有効利用方策」を大蔵省に指示(6・8)、これがこの後地価高騰の引き金となったものだ。首相の私的諮問機関「教育問題審議会」発足(6・14)臨時教育審議会設置(8・21)、以降、この内閣は諮問会…

日本列島「アメリカ基地化」

続いて、一週間後の昭和58年1月17日、同盟国アメリカに飛んで、レーガン大統領に会って「日米運命共同体」と発言、同時にアメリカにとって日本列島は「不沈空母」と表現した。 多分、中曽根氏らしい初対面での「リップサービス」の積もりだったに違いない。 …

田中曽根内閣発足

田中−三木−福田―大平―鈴木と続いて来た自民党政治は、昭和57年(1982年)11月、中曽根康弘氏がその政権に就いた。この内閣は発足当初、時の政界キングメーカー田中角栄氏の推挙で最高権力者の座に就いた、その経緯から世間では「田中曽根内閣」と呼んだ。 さ…

「民営化」は絶対か

ところで、小泉さんは「民営化」が絶対的に「良い事」と信じていらっしゃるようだが、「郵便の民営化」で先陣を切ったドイツやニュージランドでは失敗しているそうだ(日刊現代・本日記事)。 ニュージランドでは激減した郵便局を国営に戻して増やしていると…

習性

昨日記した、30歳そこそこの若輩の方が「濡れ手に泡」のような金儲けをして「時代の寵児」になっている事と、その時代背景に一抹の不安感を持つ、と言ったのはその事である。 彼自身は別としても、これからの長い人生を送る若い世代には計り知れない悪影響を…

時間厳守

私自身、運輸業界とは長い期間に亘り、仕事を通して大変貴重で得難いお付き合いを頂いたのだが、業界の方々は総じて「時間」には厳格であった。例えば約束時間であったり、納品の時日においても几帳面であった。 それは運輸業界では「時間管理」が身について…

JR事故の教訓

事故発生後、既に3日目となったのに、乗客全員の安否確認は未だ終了していなくて、今日の段階では死者数は91人となっている。今更ながら事故の悲惨さに暗然とする。それにしても、「1分半」の時間遅れに、運転していた23歳の運転手君も、相当焦ったに…

 号外  (続)

(JR西日本の大事故のことで、昨日は「号外」としたのだが、今日もそれに関連し、引き続き「(続)号外」として記述する)

「虚業社会」で良いのか

彼ら、若者達の憧れは、最近1−2ヶ月で1200億も手にした話題の「マネーゲーム勝者」の32歳の男だと言う。これは日本社会にとって大変危険な兆候ではあるまいか。「株操作」で一攫千金をやり遂げ、それを「勝組代表」の如くに持てはやす時代風潮には、寒々とし…

若者達の憧れ「マネーゲーム勝者」

低投票で、何時も言われるのは若者の棄権の多さである。今、若者達の意識の中に何があるかを知らねばならない、政治に対する不信感と無関心さもあるのだろうが、私の身近な若者で会社勤めの仕事の多忙さを訴える人の多いのに驚いている。近年の職場の合理化…

低投票率に助けられた「首相補佐官」

偶々、前の日、福岡の衆議院補欠選挙で首相補佐官が当選した、そのことが小泉さんの民営化の立場を強くして、後押ししたようだ。山崎氏当選の要因として先ず低投票率があった、その結果、自民党を押す公明党組織票が大きく威力を発揮し、当落を分けた、と伝…

民営化路線はベストなのか

ところで、小泉さんは郵政民営化に御執心で、最近は法案成立に焦りさえ感じられる。大事故がなければ、昨日の新聞のトップ記事は「郵政民営化法案の自民党内調整が決着」のニュースがトップのはずだった。郵政の民営化で一体、何が社会にとってプラスになる…

国鉄民営化後20年目の事故

自分も氏のご指摘に同感だし、今回の事故は、若い運転手に焦りを感じさせる電車運行ダイヤそのものの過密さに、事故原因があると感じている。 過密ダイヤは競争条理下の民間鉄道会社でも今や共通の傾向である。自分が利用するK電鉄の朝夕の運転間隔は1分と…

JR大事故報道に接し

死者73名、負傷者440名余の大事故は、1分半遅れの電車速度回復の為、無理な運転をした疑いが濃厚であるとの事である。 この事故に関して、昔からの尊敬する刎頚の友から、大変当を得た重要な次の3つの要因指摘があった。先ず、①最近地方に住むようになっ…

長期裁判

東京地裁での事件の裁判は長期化し、結局、田中角栄氏は7年後の58年10月、懲役4年追徴金5億円の実刑判決を受け、その後も上告を繰り返しながらも、一審判決の10年後、平成5年12月16日75歳で死去した。 然し、この事件を巡っては各方面に対し数々の問題と課題…

国会証言

アメリカを震源とした「ロッキード疑惑」に対し、三木首相は積極的に事件解明を進めるべきだ、として国会での証人喚問を行い、アメリカへの調査団の派遣等を進めて行った。その過程で商社丸紅の社長・専務等、全日空前社長・現社長、田中の盟友小佐野賢治、…

政治の浄化

田中後は、「椎名裁定」で「クリーン」と称された三木氏が指名を受け、首相を勤める事になった。然し、田中は依然自民党最大派閥「田中派のドン」として、政界に隠然たる影響力を発揮していた。田中角栄氏の下には100名を越す国会議員が所属し「一致協力」し…

事件の発端

事件そのものは田中内閣退陣後1年3ヵ月後の1976年(昭和51年)2月4日のアメリカ上院外交委員会審議の過程で表面化したものである。外交委員会多国籍企業小委員会で、ロッキ−ド社の会計監査結果報告書の中に、日本の政界大物に賄賂を贈りトライスター購入に至っ…