国会証言


アメリカを震源とした「ロッキード疑惑」に対し、三木首相は積極的に事件解明を進めるべきだ、として国会での証人喚問を行い、アメリカへの調査団の派遣等を進めて行った。その過程で商社丸紅の社長・専務等、全日空前社長・現社長、田中の盟友小佐野賢治児玉誉士夫(臨床尋問)等の国会証言が行われ、「記憶にありません」が連発された、明らかに田中への「配慮と気がね」であった。


この事件は国会での偽証疑惑もあって国会の訴えを受け検察が捜査に乗り出し逮捕者も相次いだ、7月27日には前総理「田中逮捕」の事態に進展した。
この事件前後を通じ、国会の証人喚問の詳細、田中逮捕・保釈・裁判・の瞬間に至るまで終始マスコミの最大のニュースとなって当時のお茶間のテレビ、巷の話題はこの事で占められた。