2005-01-01から1年間の記事一覧

「若ければ良い」と言うものではない

この事を書いたのは他でもない。民主党が「70歳定年制を厳格に実行する」、との記事を見たからである。(30日付読売朝刊)。 40代若手中心で執行部を構成した前原党首の考えからであろうが、真の意図が何処にあるかは別にして「大変問題あり」、と感じている。…

立派な「尊敬する人」の逝去

今年は尊敬している何人かの立派な人のご逝去の報に心を痛めた。宅急便の創業者ヤマト小倉社長は1−2度講師としてお話を聞く機会があったし、ダイエーの中内さんも時折お会いする度に、すごい「オーラ―」を感じる人だった。。 ごく最近、尊敬する若狭得二さん…

「働く人達受難」の時代

大晦日、女房に付き合って「正月用品」の買い物にスーパー(イオン)に先刻、出掛けて来た。年末最終日だけに店内は大混雑で、特に地下の食料品売り場はレジも長蛇の列であった。 忙しそうに働いている女性店員に「正月は何日からですか」と聞いてみて驚いた…

今年を振り返り

今春1月1日から始めたこの「ホームページ日記」も、途中で何日間か欠けたが、今日で何とか一年を無事におえた。 先ずは、この貴重な「ページ」を「無償」で提供して頂いている「はてなさん」には、心から深謝申し上げたい。 最初は「3日坊主」になるかもしれ…

「強者による弱者いじめ」の年

この年、(2005年)一体何が起きたのであろうか、一言でいって「強者の弱者いじめ」だった、と言ってよい。 自殺者も多かった、多分記録的ではあるまいか。事故や自然災害、それに犯罪も多かった、それも無抵抗の女の小学生を襲って殺した事件のように「弱い者…

聖徳太子「十七条の憲法」

「和を以って尊しとなす」と言ったのは今から1400年も前、聖徳太子が十七条憲法第一条で述べたものだ。 国を治めるには国民夫々が協力し合い助け合っていく事が何よりも大事だと述べているのである。国のあるべき基本的方向を示したものと言ってよい。 尚、…

歴史に残る一年

2005年も明日で幕を閉じる、将来振り返ってこの平成17年はどのように評価されるのであろうか、後世から「良くない年」として歴史に残るように思える。 「専制政治幕開け」となるか、或いは「民主主義が死滅した年」となるのか、何れにしても日本民族が「二極…

「政権奪取」に猛進すべき時

当初から、自分は前原氏が党首選挙にいち早く手を挙げた経緯には小泉氏側からの「そそのかし」があったと推測している。 重ねて言う、(12月12−13日の日記で記載)、前原氏は「自分の身内」のことで「重大なウソ」を吐いていた、その事を当然首相側近は把握し…

民主党「千載一遇」のチャンス

このような状況下では本来ならむしろ、野党の出番となる筈のものだ、まして対立軸を持つ野党第一党「民主党」としては絶好の好機となるものだ。 処がどうだろう、野党第一党「党首前原氏」は、小泉政権と「対話路線」とか「論戦を挑む党」とか言っているが、これ…

「小泉政治」の限界

小泉内閣の支持率が前回より3%もアップして59%なのだと言う(日経新聞27日付)、「小泉―竹中政治の現実」を見る時、これは全く不幸な事態と言わざるを得ない。 殆どの民主主義国では、日頃から政権の主軸となる政党間で対立軸を持って激しく政権奪取を競い合…

「アメリカの占領」を助ける政治

残念ながら日本は「戦争」からも「敗戦」からも、何も学んではいないように思えてならない。 最近、堀栄三氏著「大本営参謀の情報戦記」を読んだ。「情報なき国家の悲劇」と副題にある。(文春文庫出版) 情報を全く持たず軽視して、日露戦争感覚で「日米戦争」に突…

「弱肉強食政治」

小泉―竹中政治が進めているのは「弱きを挫(くじ)き、強きを助ける」、端的に云って「弱肉強食政治」だ。 「弱肉強食政治」では「拝金主義」がはびこり、「金儲けの為」には「手段を選ばぬ」社会風潮となって行く。 一日に「何兆円」と流れ込む異常な株式市場…

将来展望を持てぬ政治

要は、これらは女性に向かって「産めよ増やせよ」という掛け声ではないのか。それによって、全くの個人的な問題である「出産」がこれで増えるとでも、本当に思っているのだろうか。 先日記した内閣府が大枚の金をかけて東京タワーに作った「感どうする経済館」も…

「自殺者対策」・「少子化対策」

今年一年間の自殺者が3万4千人を超えそうだと言う、政府では早速「自殺者対策有識者懇談会」で、2万5千人を目標として施策を講ずる、と言う。 何をやるのか、とニュースを聞いていたら「自殺者サイト」を閉鎖させるとか、無用な報道を行うのを規制しようとか、要…

小泉純一郎氏の幼少期

このような性格は、多分に幼少期の育った環境によって醸成されるように思う、小泉氏は幼いから「お爺(じ)いさん」に格別可愛がられ膝に抱かれ育ったと聞く。 おじいさんは名を「又次郎」、人呼んで「刺青(いれずみ)の又」と云われ、背中に昇り龍の入墨を…

「鳴かぬなら殺せ」

戦国時代の三人の武将、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は夫々に三者三様の特徴があり、それを「鳴かないホトトギス」の句で喩(たとえ)られる。 「鳴くまで待とう」が家康、「鳴かせてみせる」が秀吉であったのに対し、信長は「鳴かぬなら殺してしまえホトト…

家庭教師の証言「頭の悪いバカ」

『学生時代の小泉氏は社会性がなく、友達もいなかった。同級生の誰とも付き合えず皆から浮いているのではなく【沈んでいて】【周囲から無視される存在】だった。』 『彼の社会性の欠如とそこから来る孤独感が、彼の奇矯(ききょう)な政治行動の原点と思いま…

「民主主義」は独裁者否定

少なくとも昭和一桁―戦中・戦後を生きてきた者として、戦後のわずかな期間だったにしろ「民主主義」を確かなものとして受け止めてきた身である。 その上で、「権力・権威に盲従」する恐ろしさと「愚かさ」、「自己確立」の重要性、「憎しみ合い戦争する」こと…

小泉純一郎首相の人間検証

「組織はトップ次第」ということは既に多言を要しない歴史的事実だろうし、既にこの日記でも過去を見つめながら記したところである。 トップ次第でその国の行く末が大きく左右されるとすれば、この時代に位置する我々として、今ここで、未来に対して「国のト…

憂うべき社会現象

このような傾向がどのような影響を社会に及ぼして行くのであろうか、両極化の結果として、世の中は「ギスギス」し「暗く」「不安定」となる。 最近の続発する殺人事件、凶悪強盗事件、詐欺的商法の蔓延(まんえん)は、正にその事を予兆するものだろう。 更…

「勝ち組」「負け組」

「勝ち組」「負け組」なる表現は実に低俗な差別用語そのもので、このような言葉が巷(ちまた)だけだけでなく、国会等公の席で出ること自体、現代の不幸な時代を象徴しているように思う。 確か、アメリカ帰りの竹中平蔵氏が小渕内閣で「経済戦略会議委員」と…

「アメリカナイズ下」の企業実態

先ず株高の基本になっている日本の企業業績だが、今の「業績好調」の基本には日本企業の「利益最優先」の経営がある。 その為、大企業主体に、大掛かりな「原価低減(コスト減らし)」策が実施され、下請けへのコスト転嫁及び「リストラ」と言う名の「人員合理化…

年末日本の現実

企業業績好調で、株高が続き、高額商品を中心に消費行動も活発、行楽地の出足や年末年始、外国行きの観光旅行の予約も好調だと聞く。 一方、政治の方は小泉さんの思うが侭の状況で、来年度国の予算案もすんなりと決まったという、総額79兆6800億は前年度当初…

米「刑務所民営化」の轍(てつ)

アメリカで過去の一時期「民営化」が流行(はやっ)た、その状況の詳しくは7月17日の日記で記したのだが「民営化の結果」刑務所受刑者が急増、3.6倍に増えたと言う。 民営化は必要以上に収監者を増やす事になる、利益を増やすのが目的の民間企業にとって「収監…

「駐車違反」の「民間委託」

警察の所管である道路交通法上の「取締まり業務」が、民間業者にやらせる事が法律改正で正式に決まって、来年6月から実施されるのだと言う、 早速、都市部警察署を中心に270署で実施予定だそうで、全国で委任希望業者、監視員の希望者が殺到しているのだと聞く…

民営化の「成果」

「構造計算書」の手抜きで大地震に耐えないマンション・ホテルが多いと聞く、本来建築物の許認可権は官庁にあって建設計画を審査の上で「建設許可」を出すのが原則である。 その審査業務を民間会社に下ろし民間会社でやらせ、それが「民営化」の証だと言う、最近…

明示すべきは借金減らす方策

このような膨大な借金の重みを子供達の体感させ、彼等子供達に、一体何を訴えようと言うのであろうか。 膨大な借金に何の罪もない次代の彼等に、今の政治家は何を云い、何をさせようと言うのか、ただ押し付けようとするだけなのか。 その政治の衝に当る政治…

「感どうする経済館」

内閣府が先月末に東京タワー四階に、国費を使って造ったという<ふざけたような感じ>の、「感どうする経済館」を見てきた。 「東京観光スポット」と言われる東京タワーに11月25日オープンさせたと云うが、勿論この設置費も借金になる。残念ながら来る人もま…

「法人税」に見る「社会貢献」

「税」が社会に対する「貢献の尺度」であり「利益還元」だとするなら、今のような「国の財政危機」に際して、企業がどう対応しているのかを見なければならないのだろう。 企業の利益から国に納付するのが「法人税」だ。先ず「法人税」が国税全体に占める割合から…

「会社」とは「何」なのか

「会社が良く」なれば、社員は勿論、「家族」や「社会」・「国家」も豊かになる、と信じて疑わずに頑張り通したのが「会社人間」昭和世代だった。 会社・企業・勤務先の為、彼等は「家庭をも省みず」「過労死も厭(いと)わず」献身して、その結果として企業の業績…