「感どうする経済館」

okamakoto2005-12-21



内閣府が先月末に東京タワー四階に、国費を使って造ったという<ふざけたような感じ>の、「感どうする経済館」を見てきた。


「東京観光スポット」と言われる東京タワーに11月25日オープンさせたと云うが、勿論この設置費も借金になる。残念ながら来る人もまばらで、全く「感動するもの」ではない。


館の中央に日本の借金が刻々と増える様をデジタル表示で心臓の鼓動音と共に、刻々秒単位で数字が増えていく仕組みである。


当日の「日本の借金が「764兆1706億9000万円台」、デジタルの数字が1分間に6500万円、3分間に2億円も休むことなく増加し、暫くの間に何十億も増えていた。


館の片隅にはリックサックが5−6個用意されていて、中には1万円札に見立てた「一世帯当り1500万円」相当の「借金の紙束」が詰まっているのだとか。


「担(かつ)いでみて下さい、重いでしょう」と言う訳だ、「5時間でこれだけ増えます」、と言う100億に見立てた1万円札の山に登ってみて下さい、と言うのもある。


これを「次代の子供達に見せて感動させたい」、と言うのが開館式で竹中氏がテレビ・報道陣を前に25日得々と発表していた「この館の設置趣旨」だ。


修学旅行の学生達だろうか、一団の中・高生達が全く興味も見せずに通り過ぎて行く、又タワー展望台から降りてくるご婦人方も、お土産売り場の方に急いで行ってしまった。