2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

過去の戦争被害

日中戦争では昭和6年の満州事変から20年の敗戦までの14年間にわたって日本軍が中国中を蹂躙した。中国では日本との戦争で一般市民を含め実に1000万人が死んだといわれる。 日本はかってのアメリカとの戦争で310万人が死んでいる、うち80万人は一般市民なのだ…

「拉致悲劇」は戦争の落し子

拉致事件の悲劇は確かに不幸な出来事ではあるが、元々戦争による副次事件に過ぎない、戦争による死者は第二次大戦では6千万人(第一次大戦六百万人の10倍)にも及んでいる。 その6千万人の死者には夫々に家族もあり、子供もいる、世界中で多くの悲劇が起…

「戦争」は「狂気の世界」

北朝鮮の「拉致問題」について、昨日横田夫人が渡米の上でブッシュ大統領に面会し、直訴して「日米両国で北朝鮮に圧力をかける事になった」と報じられている。 「拉致問題」について聞く度、被害者には同情を禁じえないのだが、反面、あれだけの執拗な怒りの先を…

「日本の負担3兆円」

25日に報道された「アメリカ軍移転経費のうち日本の負担金7100億円」に唖然としていたら、追い討ちを掛けるように、昨日、アメリカからの報道で、在日米軍再編計画全体で日本側の負担経費は260億ドル(3兆円)に達する、と米国防副次官が明言したと報じている…

米軍再編の目的

米軍再編の目的は日本政府が言っているような「日本のため」のものではない、目的は、地球規模で米軍が効率的に活動できるよう、米軍の負担を同盟国に肩代わりし、米国の経費負担の削減・合理化を計っているのである。 アメリカ国防総省は(4年毎再検討する世…

米軍再編で日本が負担

額賀防衛庁長官が、急にワシントンに行ってラムズフェルド国防長官と会い、アメリカ海兵隊のグアム移転費用(アメリカ主張102.7億ドル)の内、59%の60.9億ドルを日本が負担することに決めた(25日)と聞いて唖然としている。 日本の政府筋は先日来、アメリ…

「トラブルメーカー」

さてそのことを記したのは、他でもない、この事は世間一般の組織や集団についても広く言い当る事と思うからだ。。 世間には、どの組織でも、集団でも、居住する団地やマンションでもこの種の「悪貨」は日常的にありがちのように思う。 多くの組織・団体・地域…

今季「巨人」の変身

新聞のスポーツ欄は殆ど見ない方だし、プロ野球には余り詳しくはないのだが、今年の「巨人」は見違えるように強くなっているようだ。 報道によれば、昨日現在で巨人軍は20試合15勝4敗(1引き分け)は6球団中トップだそうで、既に今季の優勝確実が取りざた…

「小選挙区制」と「小泉マジック」

小選挙区制度は「政権交代可能な制度」との触れ込みで10年前にスタートしたものだったが、小選挙区制度は「悪貨は良貨を駆逐する場」と化したように思う。 更に「小泉マジック」と称される「郵政解散、総選挙」で、「小泉チェルドレン」と称される未熟な「初当選者…

「国民が推す政治家」

国を良くするには、畢竟、国民が賢明になることしかないのだろう、日本でも女性の方で近年外国旅行をする人も多くなっている、折角他国へ行くなら、「買い物」よりも、他国の政治の実態を見てきて頂く事が大事なのだろう。 ささやかながら、25年前に初めて行…

「政治家の世襲」

処が「小選挙区」では、狭い地域で、親代々の「名声」があって、「金」もあり、「票の地盤」もある「世間知らずで我儘」な「二世三世」が優位である。 尊敬され、与望を担う人は多い筈なのだが、このような「識見のある人」には閉鎖的てあり、敢えて選挙に名乗…

政治家の劣化

「悪貨は良貨を駆逐する」は、現代日本に於いて「政治世界」で最も深刻な現象だと思っている、何故なら、「政治家のレベル低下」は,即「国家の衰退」に繋がるものだからだ。 以前「中選挙区制」の欠陥は主に「党内同士討ち」だったが、1996年に「小選挙区制」…

ヒトラーの手法

然しこの「大衆操縦術」は、決して電通や小泉氏の独創ではない、70年前のドイツに於いてヒトラー「ナチス党」がラジオを使って大衆操縦術として駆使し短期間の間に政権奪取し、最終的にはドイツを破滅に陥れた手法である。 ヒトラーは、その著書「我が闘争」…

「電通」の指南

それが政治とマスコミが「融合関係」になったのは「日本のCIA」とも言われる「マスコミ界の帝王、電通」が小泉政治の指南役に就いているからだ。 電通は情報を最重視するアメリカ占領軍にコミットし、戦後から今日まで我国の「情報産業の雄」としてのし上…

テレビ時代

現代は、「第一の権力」は「マスコミだ」と言われる、特にその中でも広く各家庭の主役の座を占める「テレビ」からの「世論への影響力」は計り知れないものがある。 過般、都内の病院に短期入院を経験したのだが、病院内では各待合室のみならず、入院室には各…

「無常観」

「変人」と言われ、とても勝ち目のない自民党総裁選挙に何度も打って出て、「負けても、負けても、懲りずに」打って出た事が後の「党の危機状態の時」に総裁候補として本命になった。 一旦言い出した以上「絶対引かなかった小泉氏」、「旧主流派壊滅作戦」「靖…

幼児体験

小泉純一郎氏はヤクザの親分だった祖父の膝の上に抱かれて育ったと聞く、人間形成上、最も大きいのは幼児体験だろう。 膝頭で繰り返し「男は斯くあるべし」と教えられて大きくなれば、自然に「おじいさん」に感化されて大人になるだろう。 「男は一旦口に出…

「ペテン師」

ささやかな自分の過去の経験から記すと、かって事業経営をしていた際、信用する部下に騙されたり、又、仕事上で「ペテン」に引掛かった事もある。 「騙すより騙される方が悪い」と言う諺もあるのだから、今更ここで一概に相手を責める積りはない。ただ、「騙…

「小泉政治」検証

小泉純一郎氏は、かねて「政治は権力闘争の場だ」、と、幾度となく発言している、小泉氏にとって政治とは理念ではなく、所詮、「権力闘争の場」で「勝つか」、「負けるか」の「勝負の世界」の認識しかないように思える。 テレビへの露出度で際立って来たのも…

政治は「権力闘争の場」

小泉純一郎内閣の在任期間が、大勲位の中曽根康弘氏を抜いて、戦後内閣の中で、佐藤栄作・吉田茂に次ぐ第3位の長期政権になったという。 更に、任期の9月までは勤め上げれば2001年4月に森内閣を引き継いで以降、首相在任期間は5年半近くにもなる、この輝かし…

小泉政治の「詭弁性」(その一)

選挙は、「ルール」に則っていなければ正当性を主張できない、疑念が生ずる余地があれば、国家として「ファッショ体制」であり、その下では国民の信認も得られないし、社会に閉塞状況を生じる。 今の衆議院の政党別構成は昨年9月総選挙結果によっている。そ…

小沢執行部誕生

野党第一党の党首選挙で小沢一郎氏が選出された、フエアーな菅さんとの選挙結果で、直後のベテラン同士での両者の固い握手は、実に心強いものがあった。 「壊し屋」の異名を持つ小沢さんが、菅さんをどう遇するかが衆目の関心の的だったが、「代表代行」とし…

「ホリエモン」が象徴

「金儲けが総てだ」、「成功とは金儲けの事だ」、「儲けて何が悪い」、このような「拝金主義が世にはびこり、政治家や財界トップからも賞賛されてきた。 小泉首相や竹中平蔵氏は選挙応援でホリエモンと共に手を挙げ、武部幹事長は「息子だ」とまで持ち上げ若…

「けだもの世界」

日頃、日本の行く末を案じている一人として、新潮新社から出版されている藤原正彦氏著の「国家の品格」が、多くの方に読まれていて、既に170万部にも達していると聞き実に心強い思いを持っている。 日本が近年急速にアメリカナイズされ「規制緩和」や「民営化…

悪の根源「政治の世襲」

今の時代にとって最も始末の悪いのは「政治指導者の驕り」ではあるまいか、日本の政治家は今の小泉も「小泉後」も揃って「世襲」が主体のようである。 「政治は権力」であり「絶対権力は腐敗する」が世界共通の定理である、「権力のうま味」を「熟知している…

「戦争ビジネス」

偶々、作家「三好徹氏」の「政財腐触の百年」を読みながら、明治・大正・昭和の戦争世代の裏側にうごめく「戦争ビジネス」の一端に触れ、現在の世相にも重なって見える。 自分が銀行出身だから感じるのかもしれないが「争い事」には総て経済問題が基本にあるよ…

「驕(おごり)は人間を滅ぼし、争いは世界を滅ぼす」

4月に入って、会社や学校・官庁等一斉に新年度が始り、マスコミ界でもテレビのニュース放送の担当も変って、気分の一新を計っているようだ。 自分も何とかこの際、気分一新してこのページを続けたいと思いつつも、早々の新聞・テレビが伝えるニュースには暗…