過去の戦争被害


日中戦争では昭和6年満州事変から20年の敗戦までの14年間にわたって日本軍が中国中を蹂躙した。中国では日本との戦争で一般市民を含め実に1000万人が死んだといわれる。


日本はかってのアメリカとの戦争で310万人が死んでいる、うち80万人は一般市民なのだ、広島・長崎でモルモットのように一瞬に殺りくされた人も21万人に上る。


中国の場合、戦後蒋介石はキリストの「汝の敵を愛せよ」の教え、「怨みに報いるに徳をもってせよ」(以徳報怨)の精神のもと、天文学的数字にのぼる戦争賠償金を日本に請求する権利を一方的に「放棄する」と宣言した。


小泉政治には賛成できないのだが、小泉さんが一旦は手掛けようとした北朝鮮との国交回復はやり遂げるべきだと思う、韓国も北には「太陽政策」で平和的に政権変更をさせようと努めているようだ。


隣国日本としては南北朝鮮の仲を取りもち仲良くさせるべきだろう、朝鮮同胞の中を裂いてはいけない、そうすれば自然に拉致問題も解決するのだ。


イラクで殺りくしている張本人の前に行って「隣国を懲らしめてくれ」と言い張るよりも、本来なら「もう戦争は止めてくれ」「戦争でこれ以上不幸な人間を出さないでくれ」と訴えるべきではないのか。



(写真は東京・銀座歩行者天国風景)