2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

政治選択の問題

勿論この考えの基本には「政治システム」がある。女性の社会進出が当然視され,政治家も半数が女性、多くの女性がヘルパー資格をとって他所の老人看護に当っている。 北欧の税金負担が、所得の60%台と多いが、その代わり、福祉・教育・育児・老後等の社会生…

スウエーデン事情(再)

スウエーデンでは「完全ヘルパー制」をとっている、「家族介護」は否定しているのである。特に25年前に訪問した時との違いは「自宅での療養」を原則としている事である。 日本では、つい先日、「老病の夫を74−5歳の妻が絞殺」して警察に自首したとのニュース…

病院で思う

妹の病状は幸いに小康状態であり、4人部屋の一般病棟に移っていた、少しづつ食事もしているので以前ほど心配する状態ではないので「ホッ」とした。 「完全看護」が原則だが、時折の身内の力づけも必要のようで、その点、妻が同行してくれ大助かりだった。 も…

故郷

さて、先日2―3日前に,上越新幹線・越後湯沢経由で郷里北陸まで足を伸ばして来た。 北陸線に入ってからの車窓から眺める右側紺碧の日本海の荒波、左側は北アルプス稜線のコントラスト風景は何度見ても絶景である。 何よりも、緑したたる田園風景と、目的地…

暑中お見舞い

「炎暑の候」、と言いたいところだが、この7月も梅雨前線が日本付近に居座っていたせいか,「梅雨模様」の日が多く、「カラッ」とした日が少なかったように思う。 兎も角、この7月もこの日記は何とか連続出来たように思う。日記に向う事が日常生活の一部にな…

大資本「スーパー」

何百台も駐車可能な大型スーパーが郊外に何軒も立地していて、乗用車でスーパーに行き用を足すのが一般化しているからだと言う。 「スーパーは値段も安いし,品揃えも出来ている」,何よりも「煩わしくない」と仰る。 商店街が寂れ「ゴーストタウン化」し、公…

車社会

それが今では見る影もない,朝夕の運転回数の比較的多い時間帯には中高校生の通学者が主体で,後は老人客ばかりである。そうなった原因は「車社会」になったせいのようだ。 この地方は昔から農業も盛んで,最近では,若夫婦は大体が勤めていて北陸でも比較的裕福…

ゴーストタウン

ところでJR駅舎を降りて一歩街に出ると,通りには殆ど人通りのないのに先ず驚かされてしまう、17万都市と言っても昔日の「大都市」の面影は全くない。 第一,歩いている人が居ないのである、昔は華やかだった駅前の商店街も「ガラン」としている。日中だから…

新幹線工事進行中

それなのに、7―8年後の北陸新幹線開通を目指して、敷設予定の北陸各県の所々で新幹線関連工事が進んでいる。 「所々の工事」、と言うのは新幹線関連工事が細切れに進んでいるからだ。駅舎だけが先に着工し、仕上がっている所もあれば、高架橋工事が何百メー…

全国「日帰り圏」

今回、所用で郷里北陸を訪ねた。東京から上越新幹線越後湯沢乗換え、僅か4時間余りで目的地に着く。昔の事を言うのも気が引けるが、片道の乗車時間が10時間余の夜行の急行列車で東京と行き来した時のことを考えると,正に今昔の感がある。 それが現在は,東京…

黒子の役割

双方共に抜け目のない補佐官・秘書官が居て、親分に大衆操縦術を伝授・指南に当っているに違いない。 ブッシュの方は「テロとの戦争」「自由との戦い」「悪の枢軸」「ならず者国家」を繰り返し叫ばせ。 小泉首相には「改革」「改革」「改革」、「恐れず、怯…

「ワンフレーズ」

ブッシュ大統領・小泉首相の「共通項」は、論理には弱く、複雑な事象を短いフレーズで単純化してしまう点でも共通している。 これは広告宣伝業界の「キャッチ・コピー」手法で、何秒かの短時間に「同じフレーズ」を繰り返し訴える事で,消費者・大衆に最も効…

小泉政権首相秘書官

一方、日本の小泉政権の「黒子」として「マスコミ対策」を一手に取り仕切っているのが「飯島首相秘書官」である。 彼はメデイア界を恫喝し、「政敵」を蹴落とす「謀略家」でもある。その一例を下記する。 昨年5月、小泉首相の北朝鮮訪問の際,突如同行取材陣…

政権を演出する黒幕の存在

ブッシュ大統領の「頭脳」と言われるのが「カール・ローブ大統領首席補佐官」である。 ブッシュ親子二代に亘り大統領選挙を仕切ってきた「ローブ」氏は、黒子のようにブッシュに付き添って、ブッシュ大統領の「脳みそ」とヤユされている。 現在、米メディア…

相手の土俵で相撲

「テロ事件」は結果的にブッシュ共和党の「救いの神」となり,戦争の大義への疑問も、民主主義の基本である政策批判・論争をも封殺する事となった。 勢い、民主党ゴア候補のブッシュへの再挑戦の戦いは守勢とならざるを得なくなった。と言うことは相手の土俵…

政策的対立軸を打ち出さなかった

民主党は本来、大衆・弱者への福祉政策等でネオコン・大企業・共和党への対立軸を鮮明に主張し、世界の中でのアメリカの役割を啓蒙し国民的議論に付すべきところを自制してしまった。 一つには右派からの「リベラル政策」への執拗な攻撃と、その結果としての…

ゴア民主党が何故連敗したのか

アメリカは2大政党民主党と共和党があり,相互に政策を競い合い4年に1回の大統領選挙で覇を競い合う。選挙結果で政治機構・行政機構も総入れ替えになってしまう。 それにしても前2回の大統領選挙は民主党ゴア候補と共和党ブッシュ候補が歴史的な接線でブッシ…

日本の民主党との関係

既に7月15日以来の日記「病んでいるアメリカ」で記述したように、ブッシュが今日のように「世界の破壊者」になっている現状に至る主な要因として,下記5点を指摘した。 ①ブッシュの黒幕「ネオコン」の存在,②民営化で公的部門が弱体化した,③巨大資本化で大企業…

小泉さんへの提言

幸いにして小泉さんも歴代総理大臣の在任記録で中曽根さんを凌駕するほどの長期政権の記録を更新中で、「潔さ」を身上とされる方だ。 小泉さんに提言する。この際「日本はイラクからは撤退する」「日本は貧困対策に協力する」「だから自暴自棄的なテロは止め…

効率性

ほんの一握りの人間のために大枚の金を掛けて、(それがテロ側への対策なのか,それとも安全地帯に住む人間なのかは別にしても)非効率な事はおびただしい。 本来の目的は「平和で安全な社会」を目指すのであれば、迂遠なようだが,テロのそのものの根源的な原因…

「性善説」で対応

少なくともそれにどう近づけて行くか、と言う理念の問題である。それは、人間「性善説」に立って見る、と言うことであるように思う。 「悪い人間をひっ捕え」て,世界を「良い人間だけが住める」ようにしょう、と言う考えから、「悪い人間が出ないような社会…

監視カメラでは「いたちごっこ」

監視カメラを250万台置いて,それでもテロは防げない、と言う世界の現実がある。日本でもそのイギリスの対策を見習って,それ以上の監視対策を、の方向のようだが、仮に500万台、或いは思い切って「国民12人に1台」の「1千万台」置いて、それで果たして「万全…

「総選挙」で大掃除

今道路公団のことで「橋梁業界」が指弾されている。然し本丸は「政治家」の方だろう。政治家の絡まない公共工事というのは今の日本にはないのだから。 「道路公団」も「橋梁工事」も、膨大な「公共工事」の一端でしかない。今度総選挙があって「政権交代」が…

「税」はオープンにすべき

自分はむしろ「税は総てオープンにすべきだ」と考えている。特に権力に携わる政治家には一切「プライバシー」はない,と思っている。 法律を作る立場の政治家たるもの「公人」であって,特に自らの「カネ」には公明正大たるべきだ、さもなくば立法府にいる資格…

所得と税のシステム化

実は、以前にも税金の事で取り上げたが、「グリーンカードシステム」の構想があった。全納税者の所得を一元化して,税務署で所得を把握して適正な課税を図る趣旨であった。 ところが法案が国会も通り施行されるばかりの段階で,当時の政界実力者金丸信さんの「…

プライバシーの主張

この頃やたらと「プライバシー」が叫ばれる。 出版業界に向け「政治家」から「プライバシーを犯された」と訴えるケースが多いと聞く。 一方,庶民の方は,―特に刑事事件ともなると全く「プライバシー」はないものらしい。その人が容疑の段階から,任意同行写真…

恐怖の監視カメラ

かって自分は(仕事上で)「ある監視センター」で、モニター画面を見せて頂く機会があった。 手元の遠隔装置でカメラの位置やズームアップも自在にでき、歩行する人物の表情も鮮明に見えるのには驚いた。 然し,カメラを操作しながら次第に恐怖感を覚えた。…

日米トップの資質

日本も,アジアの近隣諸国とはギスギスするばかり、「常任理事国入り」どころか、このままでは「アジアの孤児」となり兼ねない。 新聞報道では、日本にもこの監視カメラシステム導入の動きがあるという。政・官・業癒着の現状からも「さもありなん」と感じざ…

「事件」を「戦争」に仕立てた

そもそもの原因は,昨日までに記したように,アメリカのブッシュが「テロ」を「戦争だ」と言い立て、強弁した所から,世界中がおかしくなった。 政治家は、本来国や世界の安寧・平和を目標とすべきもので,自己利益と保身のために民族的・宗教的な対立を煽り…

「監視社会」

イギリスの監視カメラの数を7月12日の日記で「200万台」と記したが、本日の「日刊現代」によれば、「250万台」だと言う。同紙によればロンドンだけで50万台もあるという。 何でも、ロンドン市内には,そこら中に監視カメラがあり,普通の人が普通に行動して…