2005-07-28から1日間の記事一覧

相手の土俵で相撲

「テロ事件」は結果的にブッシュ共和党の「救いの神」となり,戦争の大義への疑問も、民主主義の基本である政策批判・論争をも封殺する事となった。 勢い、民主党ゴア候補のブッシュへの再挑戦の戦いは守勢とならざるを得なくなった。と言うことは相手の土俵…

政策的対立軸を打ち出さなかった

民主党は本来、大衆・弱者への福祉政策等でネオコン・大企業・共和党への対立軸を鮮明に主張し、世界の中でのアメリカの役割を啓蒙し国民的議論に付すべきところを自制してしまった。 一つには右派からの「リベラル政策」への執拗な攻撃と、その結果としての…

ゴア民主党が何故連敗したのか

アメリカは2大政党民主党と共和党があり,相互に政策を競い合い4年に1回の大統領選挙で覇を競い合う。選挙結果で政治機構・行政機構も総入れ替えになってしまう。 それにしても前2回の大統領選挙は民主党ゴア候補と共和党ブッシュ候補が歴史的な接線でブッシ…

日本の民主党との関係

既に7月15日以来の日記「病んでいるアメリカ」で記述したように、ブッシュが今日のように「世界の破壊者」になっている現状に至る主な要因として,下記5点を指摘した。 ①ブッシュの黒幕「ネオコン」の存在,②民営化で公的部門が弱体化した,③巨大資本化で大企業…