2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本政治の現実

この過程で見逃せないのは、立法府の「議会が形骸化」してしまった現実がある、国会は本来「言論の府」なのだが、殆どが各省庁から上がって来た原案に、党議に従い「賛成」「反対」の採決に参加するだけとなってしまった。 これには幾つかの要因があると思っている…

急変した日本

一方、ここ数年の日本の急変状態は70年前のドイツを想起させる。 小泉―竹中政治の「改革」「規制撤廃」、「自由化」「官から民へ」、「小さな政府」の掛け声の下で確実に日本は様変わりしてしまった。 「カネ」と「力」が支配する市場万能の「競争至上主義」で、…

「ヒトラー」と「小泉―竹中政治」

6年前に誕生し、安倍氏にバトンを渡した小泉氏は、「改革」、「改革」と絶叫、大衆の支持を取り付け「自・公多数」を基盤に「権力は奇道」とばかりに、「郵政民営化」に「賛成」か、それとも「反対」か、で衆議院解散、総選挙に打って出て多数を制した。 これは193…

源流は「A級戦犯」

安倍晋三氏は「昭和の妖怪」と称された岸信介氏の孫だが、岸氏はA級戦犯として逮捕され、巣鴨入りをしながらも絞首刑を逃れ、日本の首相に登りつめた男だ、釈放の代償として国をアメリカに売り渡し、隷属させたA級戦犯だと思っている。 安倍氏は小泉氏の敷…

平成の「独裁政治」

この数年を見ると、昭和の初期に似ている、差別化で「勝ち組」「負け組」で競わせ、愛国心を煽り、徒に隣国相手に敵視政策を採り、デモクラシーは影をひそめてしまった。 長年続いた「自民党政治」は腐敗と汚職にまみれ、政界は二三世代議士で占められ人材払底…

「昭和初期」と「現在」

「歴史」は時代と共に進歩するように思って来ていたのだが、振り返って見て歴史の中で人間個人も、そして広く人類も過ちや誤りや愚かさを繰り返しているように思う。 自分自身の感覚から言えば、自分は「昭和一桁世代」だが、おぼろげだが幼い頃の戦前の日本…

「戦争は地獄」

「戦争は地獄」なのである、「戦場になった国に最も大きな傷跡」を残す、アメリカは日本で大量殺戮をし、その後、朝鮮やベトナムで、更に、アフガニスタン、イラクでと次々殺戮を繰り返している。地球を汚し、人心をも蹂躙している。 自分達戦争世代は戦争体…

戦争と「拉致問題」

NHKに「拉致問題を放送するように」と政府から「命令された」そうだが、それ故なのだろうか、既に起きてから20−30年も過去の北朝鮮の「拉致問題」が現下日本の最大問題の如くに連日・連夜報道されている。 被害者家族の心情に思いを致さない訳ではないが…

昭和天皇の「後悔」

今日「3月10日」は、62年前の昭和20年に「東京大空襲」のあった日だ、都内江東・墨田の人口密集地域にアメリカB29が焼夷弾の雨嵐を投下して一夜にして広大な下町地域を焼き払い10万人の住民を焼殺させた。 都心の住宅密集地を狙い一般住民の皆殺しを図った…

競争「勝ち負け」社会

市場経済では全員が勝者になる事はあり得ない、「勝者」があれば必ず「敗者」も出て、当然の事ながら貧富の格差もでる、格差が大きくなると敗者には厭世気分も漂ってくる、家庭崩壊や子供の暴走化の社会現象にまで及んでくる。 健全な社会では、そうならない…

「和を以って貴(とう)しとなす国」

日本では「開国」を遡る事10倍も前、西暦604年に聖徳太子が推古天皇の摂政となり「十七条の憲法」を制定している、「日本最初の成文法」であるが、その第一条は「和を以って貴(とう)しとなす」であった。 日本人はこの古い昔の大和時代から連綿と「和」を心…

殺伐たる現在の世情

敗戦後早くも60年経った今日、「この国が悪くなった」と感じるようになったのは正直言って、ここ数年来の事だ。過去には滅多に起きなかった「凶悪犯罪」が殆ど日常的となったし、「公共財の盗難事件」も頻発している、「人間関係」も殺伐としている。 「凶悪…