「和を以って貴(とう)しとなす国」


日本では「開国」を遡る事10倍も前、西暦604年に聖徳太子推古天皇の摂政となり「十七条の憲法」を制定している、「日本最初の成文法」であるが、その第一条は「和を以って貴(とう)しとなす」であった。


日本人はこの古い昔の大和時代から連綿と「和」を心の拠り所とし、規範として来た。為政者にも多かれ少なかれ思いやりと公平感があった、曲がりなりにも「以和為貴」は1400年間日本人の心に深く根ざして来ていたように思う。