「国民が推す政治家」


国を良くするには、畢竟、国民が賢明になることしかないのだろう、日本でも女性の方で近年外国旅行をする人も多くなっている、折角他国へ行くなら、「買い物」よりも、他国の政治の実態を見てきて頂く事が大事なのだろう。


ささやかながら、25年前に初めて行った旅行先がヨーロッパであった、その折最も驚いたのはヨーロッパ諸国の民衆段階の政治意識の高さであったように思っている。


丁度、日本で「成田空港問題」で大騒ぎをしていた頃だ、オランダのある街に行った際、近く沖合の干拓地に一斉に移転させられる方達に「反対の有無」を尋ねて赤面したことがある。


「同条件のところへ移転するのには誰も反対していない」、「利権」や「便宜供与(エゴ)の政治家の存在は考えられない」、「そのような政治家は自分達は選出しない」と言い切った。


政治家は「自分から出たい人」を選ぶのではない、地域や職場から「代表者として推されて」選出される「他薦」なのだ。