「政治家の世襲」


処が「小選挙区」では、狭い地域で、親代々の「名声」があって、「金」もあり、「票の地盤」もある「世間知らずで我儘」な「二世三世」が優位である。


尊敬され、与望を担う人は多い筈なのだが、このような「識見のある人」には閉鎖的てあり、敢えて選挙に名乗りを挙げないし、政治家になりたがらない。


一方比例区に「松下政経塾出身者」を見かける、彼等は「自己顕示欲旺盛」で、国家の理念より、それ以前に「政治家になること自体」が、自己目的化しているように感じる。


政経塾創立の松下幸之助さんの意図や、理念は非情に立派なものだったが、時代と共に変質してしまったのだろう。


国会が「愚劣で」「目立ちたがり屋」が多くなるにつれて、立派な人たちは選挙にも、出ようともされないし、敬遠されるようになった。


その事が更に政治世界の劣化を増進させているようだ、多くの「政治屋」は、せっせと汚職や、賄賂稼ぎに励み、その実態を知る官僚からは、「面従腹背」「馬鹿」にされているように感じる。