「驕(おごり)は人間を滅ぼし、争いは世界を滅ぼす」

okamakoto2006-04-03



4月に入って、会社や学校・官庁等一斉に新年度が始り、マスコミ界でもテレビのニュース放送の担当も変って、気分の一新を計っているようだ。


自分も何とかこの際、気分一新してこのページを続けたいと思いつつも、早々の新聞・テレビが伝えるニュースには暗然とする。


「リストラに遭った男性」が、高層から幼児を突き落したと言う事件がトップだが、目を背けたくなるような「悲惨な事件」である。


一方、同時に「世界一周百日の旅」に豪華客船「飛鳥」が横浜を出発する風景が中継で報じられた、旅行費一人1700万円の部屋も紹介されていた。


悲惨な事件の方は、一見「異常な個人的事件」のように報じられているが、格差拡大を続ける日本の時代背景と逼塞状態を映しているように感じられてならない。


昭和一桁世代の一人として、昭和の戦争前夜には「大恐慌」あり、「不況」と「エロ・グロ・ナンセンス」、「一家心中事件」も続発し、当時も鬱積した気分が社会を覆っていたように思う、実に身につまされる気分になる。