政治は「権力闘争の場」

okamakoto2006-04-12



小泉純一郎内閣の在任期間が、大勲位中曽根康弘氏を抜いて、戦後内閣の中で、佐藤栄作吉田茂に次ぐ第3位の長期政権になったという。


更に、任期の9月までは勤め上げれば2001年4月に森内閣を引き継いで以降、首相在任期間は5年半近くにもなる、この輝かしい記録は、果たしてそれに相応しい中味のあるものだったのだろうか。


小泉政権で特徴的なことは、「周到なマスコミ対策」だ、近似のNHKの世論調査結果で、内閣支持率が実に51%も出ているのだと言う。(小沢民主党発足直後の4月7日実施10日放送)。


因みに、このNHKの小泉内閣支持率推移を見ると、引継ぎ前の森内閣支持率は、「支持する」が、僅か7%で、「支持しない」が81%だった.これは内閣支持率としてはワースト記録であった。


「暗愚」と称され、政策的にも全く見るべきものもなかった親分の後を引き継いだ小泉内閣誕生直後の5月調査では、一転して「支持する」81%、「支持しない6%」と、対照的な結果となった。


同じ自民党内閣で、且つ森さんは小泉純一郎氏の派閥「森派」の親分である、子分の小泉さんが親分の後を継いで「親分を超えた」が、本来、そこには政策的前進や変革がある筈もない。