聖徳太子「十七条の憲法」


「和を以って尊しとなす」と言ったのは今から1400年も前、聖徳太子が十七条憲法第一条で述べたものだ。


国を治めるには国民夫々が協力し合い助け合っていく事が何よりも大事だと述べているのである。国のあるべき基本的方向を示したものと言ってよい。


尚、「十七条憲法」「第十七条」では「それ、事(こと)は独(ひとり)で断(さだ)むベからず、必ず衆(もろもろ)と宜しく論(あげつち)ふべし」とある。


日本は既に14−15世紀も前から一人の「独断的政治」手法を戒め、国民が「各人夫々の意見」を述べ合い「議論を尽くし」て物事を決めるよう定めて来たのである。


民主主義は、決して戦後アメリカから輸入したものではなくて、日本古来からの伝統だったのである。