「働く人達受難」の時代


晦日、女房に付き合って「正月用品」の買い物にスーパー(イオン)に先刻、出掛けて来た。年末最終日だけに店内は大混雑で、特に地下の食料品売り場はレジも長蛇の列であった。


忙しそうに働いている女性店員に「正月は何日からですか」と聞いてみて驚いた、「24時間営業で今夜は午前零時まで、明日正月1日も朝9時からやります」だった。


一体この頃は労働時間など、どうなっているのだろうか、と気掛かりになった。昔、勤務(銀行)していた時にも「労働基準法」があって随分勤務の時間には「うるさ」かった。


「紅白を家族と一緒に見ましよう」がその頃の合言葉だった、まして女子の夜間残業は自分達男性にとっては「恥」でさえあった。


近年は金融機関は、大晦日31日は休みになったが、然しその反面で、中小・零細企業及び働く労働者には厳し過ぎて「非人間的」なのではあるまいか。


日本は豊かになったと言いながらも、北欧・ヨーロッパ諸国に比べ、二極化が進み、「非人間的歪み」が加速されているように感じられてならない。