田中曽根内閣発足

okamakoto2005-04-28



田中−三木−福田―大平―鈴木と続いて来た自民党政治は、昭和57年(1982年)11月、中曽根康弘氏がその政権に就いた。この内閣は発足当初、時の政界キングメーカー田中角栄氏の推挙で最高権力者の座に就いた、その経緯から世間では「田中曽根内閣」と呼んだ。


さて、ここで中曽根氏を見るのは、日本が今日ある重要方向の、かなりの部分は氏が首相当時に敷いた路線の延長上にある。それほど重要な国家の方向付けを行い、且つ我々国民は、当分その路線から逃れそうにない、と考えるからである。


中曽根氏が首相在任中に行った事を先ず経緯的に列記する。
就任直後、先ず近隣国、韓国を訪問、それまでくすぶっていた両国関係打開の為、40億ドルの資金援助を行って「日韓新時代」を作った(1983・1・11)。