国鉄民営化後20年目の事故


自分も氏のご指摘に同感だし、今回の事故は、若い運転手に焦りを感じさせる電車運行ダイヤそのものの過密さに、事故原因があると感じている。


過密ダイヤは競争条理下の民間鉄道会社でも今や共通の傾向である。自分が利用するK電鉄の朝夕の運転間隔は1分と、最早、曲芸的、神技のような領域となっている。相互乗り入れ電車も3−4社入っていて、時間遅れは乗り入れ他社ダイヤにも決定的な影響を及ぼす構造なのである。


国鉄民営化して丁度20年目の大事故、と言うのは何か示唆するものを感じる。
最近は民営化自体が目的化しているようだが、民営化することは「効率優先」「利益最重視」ということである。

西日本でも関東と略、相似する構造になっていたのではあるまいか。もしそうであるなら、競争優先・時間厳守・効率重視、で、その事が結果的に「安全軽視」となったとも考えられる。