灼熱の敗戦日

okamakoto2006-08-01



8月(葉月)に入った、毎年この月になると、あの抜けるような蒼さの15日を想起する。あの日、「敗戦」と知った時の衝撃は、自分だけでなく、戦中世代なら「人生最後の瞬間まで」脳裏を離れる事はないだろう。


あの日から実に61年目も経つ。今更ながら自分の老いたことを思い知らされている。ところで今は、戦後生れの人が大部分となって、実に日本人の4人に3人が戦争を知らない世代と聞く。


だからこそ、自分達戦争世代は、今言い置かねばならない事が多いと思うし、次の世代にこの「非戦の思い」を受け継いでいく義務があるように思っている。


戦時中、天皇を絶対的存在として、国民総てが忠誠を誓い、命を託していた。又、天皇の為なら死んで良いと思い込み、当時自分達も授業はそっちのけで配属将校の下、毎日「鬼畜米英」とばかり戦闘訓練に励んでいた。