戦争前夜


日本が戦争に突き進んで行った昭和の時代を振り返ってみると、今の時代に恐ろしいほど重なって見える、昭和13年に国家総動員法ができた。これは現在の「有事立法」に当るものだ。


国家総動員法のもとで具体的なことは政令で決めた。その数約100であった、例えば、労働組合の活動が停止させられて産業報告会になり、政党が解散させられて大政翼賛会になり、新聞の統制も行われた。


これらすべては国家総動員法という基本法有事法制)によってもたらされ、国民生活のあらゆるところまで、規制が及んで行った。


アメリカの言いなりの政府の下では、いよいよ戦争前夜の重苦しさが迫っているように感じるのは、果たして単なる自分の杞憂だろうか。



(写真は東京高尾山ケーブルカー)