民間委託・民営化ばやり


ところで6月1日から「駐車違反取り締まり民間委託制度」がスタートし、駐車違反の取締が強化される、と言う、全国270の警察署で実施に移され民間会社に委託するのだそうだ。


違法駐車は減るし、警察は本来の仕事に専念出来るし万事良い事ずくめのように言われるのだが、果たして本当にそうだろうか。このような傾向の行き着く先はどのようなものだろうか。


「官から民へ」「民でやれる事は民で」の掛け声の下、役所から民間委託や民間経営は最近めっきり多くなっているようだ、最近ハローワーク(職業安定所)、区のスポーツセンターや行きつけの図書館でもやけに親切そうな係員の多いのに気付き、聞いてみたら民間に委託されたのだと言う。


従来「官」で運営していたら「100」の経費が掛かっていた仕事を「民」でたらせたら「安い」から入札にかけて、安く(又は最も適正)価格を呈示した業者に委託するものらしい、たとえば当初は、それが「70」とか「80」だったりする。


民間委託は従ってこれからの日本の潮流として流行となるものだろうが、問題も多く良い事づくめではない、80年代以降アメリカで盛んに実施されるようになった。アメリカでは刑務所も民間委託なら、軍隊も民間会社が大活躍なのだ。