モノ余り時代

okamakoto2006-12-25



今は「モノ余り時代」で、街にはモノが溢れかえり、若い人達が食堂等で食事に少し手をつけただけで皿に残したり、まだ充分に使える品物もゴミ捨て場にうずたかく捨てられたりしている。


モノを粗末にするということは、多分、その分多くのものを失い、その結果、人の「命をも粗末」にすると言うことに通じるのではなかろうか、己の命もそうだが、他人の命も同様に。


現状の殺人事件の続発、3万人超の自殺者の多さにはそのような因縁があるように感じる、他人を殺したり、殺されたり、中には親が子を殺し、子が親を殺す事も珍しくなくなった。このような凶悪犯罪が日常茶飯事になったように思う。


このような光景を見ていると、戦中戦後のモノ不足・飢餓時代に育った自分達の眼には、有り余る物に囲まれ、物余り時代の現在は、人間にとって最も不幸な時代ではないか、とさえ思えてくる。