「低下傾向」は昭和後半から
昭和の後半、昭和44年68%、47年71%、51年73%、54年68%、55年74%、58年67%、61年71%と6割台の事もあった、とは言えそれでも昭和後半時代は比較的に高い投票率を保持していた。
平成で5割−6割台に低下
平成年代に入り、最初の選挙の平成2年2月の投票率73%で始まり、同5年の7月が67%、8年10月59%、12年6月62%、15年59%と低減傾向が続き、近年では5割台にまで低下してしまった。
「若い年代」ほど低い投票率
年代別投票率表(%)
男 女 平均
20歳 39.7 40.2 40.2
21−24 34.2 32.2 33.2
25−29 35.4 36.1 35.8
30歳代 47.4 49.7 48.5
40歳代 60.4 63.1 61.7
50歳代 68.1 70.7 69.4
60歳代 77.8 76.5 77.1
70歳代 76.4 64.4 69.2
上表のように年代別の投票率は若い年令層ほど低投票率で、年代が高くなるほど高い投票率の傾向が見られる。即ち最も高い投票率は男女共に60歳台の77%である。次に50歳台69%、70歳台が69%と続く。
一方対照的に20歳代の投票率は30%台、即ち投票に行く人は10人の内3−4人に留まるのである。(この調査は、平成15年11月9日の衆議院選挙の抽出調査で、全国62投票所・31万人・有権者3.1%、中央選挙管理委員会調査による公表のものである)
何故投票に行けなかったのか、又は行かなかったのか、選挙への関心の度合はどうなのか、等については引き続き見て参りたい。