「投票率の高さ」は、男性から女性へ


これを男女別の投票率で見ると、昭和42年までは男性の投票率が高く、昭和42年まではそれが常態であった(初期には13%も差があったが漸減した)、ところが昭和44年以降は女性の方が1−2%男性より高い投票率で推移して来ている。下表は更に年代別に投票率を推計したものである。

「若い年代」ほど低い投票率


年代別投票率表(%)

         男      女      平均
20歳      39.7     40.2     40.2
21−24    34.2     32.2     33.2
25−29    35.4     36.1     35.8
30歳代    47.4     49.7     48.5
40歳代    60.4     63.1     61.7
50歳代    68.1     70.7     69.4
60歳代    77.8     76.5     77.1
70歳代    76.4     64.4     69.2


上表のように年代別の投票率は若い年令層ほど低投票率で、年代が高くなるほど高い投票率の傾向が見られる。即ち最も高い投票率は男女共に60歳台の77%である。次に50歳台69%、70歳台が69%と続く。


一方対照的に20歳代の投票率は30%台、即ち投票に行く人は10人の内3−4人に留まるのである。(この調査は、平成15年11月9日の衆議院選挙の抽出調査で、全国62投票所・31万人・有権者3.1%、中央選挙管理委員会調査による公表のものである)


何故投票に行けなかったのか、又は行かなかったのか、選挙への関心の度合はどうなのか、等については引き続き見て参りたい。


(写真は4日の都議会議員選挙を待つ「東京都庁舎」)