NHK再生への提案 

okamakoto2005-02-22

                    (写真は愛宕山NHK放送博物館
一昨日、「総ての組織は肥大化し腐敗に向う」とパーキンソンの法則を引き、「NHK改革の好機」と述べた。国民資産としてのNHKは80年の歴史と優秀な人材を擁し今日に至っている。
NHKには、この蓄積された膨大な資産と数多くの有為な人材を擁している。これらを駆使すればグローバル時代に対応し、国民の期待にも充分に副い得る「世界的報道機関」となる事が可能と思料する。


然し、このまま推移せんや、早晩国民資産としてのNHKは「衰退」乃至は「外資の格好な餌食」になりかねない。(フジテレビ買収劇の背後には貪欲な外資の影がある、と見る)。

「組織はそのトップの器量で盛衰が決まる」これも又、古今歴史の示す所である。


NHK大改革には、「旧組織幹部の人的一新」以外には前途はないと思われる、幸いNHKにはBBCをお手本にした「経営委員会」が存在し、12人の委員各位も経験豊富な人格者揃いと仄聞している。BBCと違うのは、過去その任を充分に発揮しなかった、か、出来なかった事だけである。


NHK危機の今こそ正に出番なのだ、「国民=視聴者」に「新NHK像」を見せれば、従来に倍する国民・視聴者の信頼と支持が得られるものと確信する。


現在国民の視線は「NHK現経営陣」よりも、会長任免の人事権を持つ「NHK経営委員会」に注目している。積年の悪癖を排し、真にNHKの再生を目指すなら現在は、「絶好にして絶後」のチャンスだと考える。


経営委員会は正にその成否の鍵を握っていると思料するものだ。会長の人事権を持つ経営委員長の勇断をこそ期待致したい。


私見ながらNHK経営委員会に(BBCを参考とした)下記3項目を提案を致したい。