「歳入」あっての「歳出」

okamakoto2005-05-01



「税制」は正に国政の最も基本となる「神聖な部門」である。国の営みはすべて税収によって賄われる。一般個人家庭に例えれば、さしずめ給料が「家計収入」となる、国の場合は「歳入」である。その歳入の範囲内で、支出(国の場合「歳入」)を考えるのが普通である。


「政治」には課題は沢山あるようだが、政府がやらなければならない事は要は「歳出入」に尽きる、と思っている。「入るを計って出るを制する」、それによって健全な財政を維持する事である。「出す」のは簡単だが「入れる」方は難しい。民主主義である以上国民に「税」をどのように負担してもらえるのか、の問題である。


時には現状のように国民に無理を言わねばならない事もある、その時には政治に信頼がなくてはならないし、正直で率直でなければならないのだろう。加えて、政治・行政自体が己に痛みを課し実行しないと説得性がない。何よりも政治には「哲学」が前提としてなければならないのだろう。それによって「どのような国を目指すのか」である。