国敗れて「大企業」残る


更に、大きいのは近年出来た「連結納税制度」である。グループ企業を一体と見なして損益を集約して申告納税可能としたのである。これをうまく利用する事で、赤字会社を吸収合併する等の手段でグループ全体で合法的に納税が回避可能となる。


このような企業の「節税策」は挙げればきりがない。
これらは「企業立国」としての今日までの長い日本の国策ではあったが、「大企業が残って国破る」では、一体それを支えて来た国民大衆の浮かぶ瀬はあるのだろうか。


(写真は日比谷公園の「バラ」)