若者票対策に「堀江モン」


自民党は、衆議院選にライブドア堀江貴文社長を擁立する方針を固めた.小泉首相が今日午後にも堀江氏に会い出馬を正式に要請する。(本日各紙記事)」


「同意が得られれば若い若年層の票を掘り起こせると期待している」(首相談、日経夕刊記事そのまま)


堀江氏はフジテレビ買収劇で殆ど連日のようにマスコミに登場し、テレビ画面で有名人となったIT産業の長者である。


彼は、約2ヶ月の間にフジテレビ親会社ニッポン放送株を取得、転売して1200億円を手に入れたと言う。現在の若い世代にはアイドル的憧れの存在になっているようだ。


小泉さんの今度の衆議院選挙への意気込みが判るのだが、対立候補に女性や有名人を起用するのは、田中角栄氏の「タレント選挙」の「亜流」と言って良さそうだ。


「堀江モン」起用では「若者票」の掘り起こしを狙い、この論理でいくと女性重視というよりも、女性票掘り起こしに女性候補が最適としている。首相から声をかけられた彼女達も嬉々として応じたものだろう。


これで判るように、小泉さんの「女性尊重」も「若者対策」も、所詮「小泉パフォーマンス」以外の何ものでもない。嬉々として小泉ファミリー入りを目指すの人物は、とても本物とは思えない。


さて、日本はこのように「郵政民営化」と「総選挙一色」だが、一体、外国は日本をどう見ているのだろうか。