ガードマンに守られる「高級マンション」


もう一つ事例を挙げる、つい昨日の事である。都内のある高級住宅地のマンションに知人を訪ねて行った。そこは最近売り出された「防備が完備」が「ウリ」の高級マンションだった。


近くで当人に電話するつもりだったが生憎と何度電話しても繋がらなかった。訪ねて行けば引越先の部屋番号も解ると思ったのだが、これが大違いのもとだった。


そのマンションには、外部にガードマンが見張っていて、おまけに監視カメラが何箇所かに取り付けられていて、部屋番号が解らないと中の受付にも入れないのだ。


入居者にはカードと暗証番号があるらしく、すいすい入って行くのだが、ガードマンが受付に付いて来て、受付でもこちらの素性・要件をしつこく聞き質し、事情を言っても中々聞き入れない。


幸いに、何度かの携帯からの電話が繋がって、訪問先の知人が出て来てくれ、田舎からの手土産を渡し、ほうほうの態で帰ってきたのだが、実に気分を害してしまった。


大都市ではこの頃、マンションブーム、それも玄関はガードマンが見張り監視カメラが廻っていて玄関で入居者に連絡をとって、確認を取って先方が玄関の鍵を開錠する「オートロック方式」が一般的。


以前、中国・上海へ行った際に、高級官僚の「官舎」がこのようになっていて驚いたことがあった、その際「軍関係の宿舎だから軍人が守備している」と言われたのだが、日本も正にそのようになった、大都会の「金持」は厳重にガードされているのである。