軍隊の階級

okamakoto2005-03-26



軍隊の階級はどのようになっているのか、旧陸軍で見てみる。
一般の召集で入隊すると最下級二等兵から始って、年数を重ね、順次下記のように上位に上る。


二等兵一等兵上等兵兵長、(ここまでが一般に「兵」と呼ばれる)、
伍長、軍曹、曹長 (以上が「下士官」と呼称される)、
准尉、(「准士官」とも言う)、
少尉、中尉、大尉、(以上が「尉官」である)、
少佐、中佐、大佐、(以上、「佐官」と言う)、
少将、中将、大将、(以上は「将官」と呼ばれる)


これは陸軍の場合で、海軍は三等兵から始まり、「呼称」も陸軍とは若干違うそうだが、便宜上陸軍で見る事とした。


各順位を上位の階級に上がるには、年数と部隊長等の推薦がないと上がれないが、「兵」は上っても准尉止まりである、「分隊長」が「鬼軍曹」と言われるのは一般に「古参兵」で、実戦面で最も重要な働きをするからそのように呼ばれる。(官僚の「ノンキャリ」も課長補佐止まりだが、「キャリア」は未だ「我が子・孫の年代」ながら、実務は采配してくれる)。


一方、陸軍士官学校卒(海軍の場合は海軍兵学校卒)で、入隊すると少尉に「士官」する、士官した後、1−3年で優秀な人間は陸軍大学に受験資格が与えられ陸大に入学、卒業と同時に30前後で佐官クラス(大佐・中佐・少佐)に就く。陸大で成績優秀者は「参謀」等の「スタッフ」入りする。