政治の貧困


ただ「カネを儲ければ良い」、「ドルを稼げば良い」の発想で「一億総働きバチ」にさせられて、事実、又、我々も嬉々として「働きバチ」でしかなかった。


その結果として稼いだ「ドル札」が「紙屑のように減価されてしまって」最終的には銀行の膨大な「不良債権化」として集約され、その銀行穴埋め(償却)のために預金金利もタダにされているのだ。


今、その「付け」が、大きく重くこの国を覆っている、先にも述べたように「アメリカナイズ」され、資本の論理だけが大手を振って、すべては「カネ次第の国」「大きいものがより大きく」「弱者は見捨てられ」、国民の間には日本的美風であった「相互扶助」「助け合い」「思いやり精神」は今や消え去ってしまった。


上記のように、1990年までの「日米構造協議」はアメリカによる「第二の日本占領政策」と言わなくて、何と言うべきだろう。


(写真は霞ヶ関財務省正面玄関)