「コミ戦」

okamakoto2005-08-21



自民党本部でコマーシャル撮影に臨んだ小泉純一郎首相(党総裁)は、『これでいいか、こうか』、と、指先の動きにまで神経を使った。」


これは、日経新聞が伝える自民党のメディア作戦での撮影風景である。この戦略チームの司令塔にはPR会社の社員も加わり、この作戦は、「コミュニケーション戦略」―通称「コミ戦」と呼ばれている―と言う。(日経20日夕刊)


勿論、野党の選挙対策も同時に報じているが、何と言っても小泉さんの神妙な顔つきの撮影風景が日経新聞トップ紙面を飾る。


今度の選挙は「与野党逆転なるか」が「最大の争点」と言ってよい。その「勝敗のカギ」は、文字通り「無党派層」の投票行動に掛っている、と言ってよいものだ。


この国の投票率については、7月1日から4日までのこの日記で、詳記したところだが、総投票率は年々下降して来ているのである。


戦後の総選挙では、大体7割前後の投票率だったのだが、近年では5―6割に低下して来ている。男女の投票率比較では、女性が大体2−3%高投票率で推移、男性が低投票率なのである。


問題は年代別投票率である、60歳台が70%以上の投票率であるのに対し、20歳台の若い年代層が30%台と最も低い投票率で推移しているのである。