「政治的発展途上国」


反対に、未開国ほど権力が特定の豪族や部族或いは家系や人物に集中し、それが世襲されるケースが多く、汚職・腐敗の温床と原因になっている。


「貧困」や「苦労」を経験して、初めて人間は、人の痛みも解るし、人間としての巾や、温かさ、理解者にもなり得るのだろう、と思う。


「親の甘茶が毒となる」の諺もあるように、甘やかし、甘やかされた政治家の温室では他人の痛みや、弱者の苦しみが分かる筈もない。


世界には世襲制を禁止している国もあると言うし、イギリスのように超保守的な国でも、ブレア政権下で、貴族院(上院)で1999年に750名から92名に8割も削減した例もある。


その意味では、選挙制度の問題もあるが日本はまだまだ発展途上国並みと言ってよい現実なのだろう、総選挙を機に「政権交代」で、政界の一新を計るしかない。



(写真は皇居・平川門付近)