藤原弘達さんの予言


自民党の中にある右翼ファッシズム的要素と、公明党に於ける宗教的要素に、奇妙な癒着関係が出来て、ファッショ的起爆剤として働く可能性を多く持っている。そうなった時には、日本の議会政治は正にアウトである」


今は亡き藤原弘達氏の予言である(詳しくは7月7日の日記で記した)。藤原弘達さんが書かれた「創価学会を斬る」が、学会の陰湿で猛烈な妨害に会い出版妨害事件が起きたのが1970年1月の事である。


時の自民党幹事長、田中角栄が料亭に藤原さんを呼びつけ、創価学会との仲を取り持ち、学会の要請を入れて事実上この著書を絶版にしてしまった。


一度は「政教分離」を確約した筈だった創価学会公明党が堂々と政治活動を活発化させ、三十数年後の今日、小泉変人宰相の基で政治の中枢を占めるに至っている。


今度の総選挙で、自民党が大勝した最大の原動力は、公明党創価学会員の「地方区は自民党候補」に、自民党の「比例区公明党へ」、の選挙投票でのバーター取引があった事は公知の事である。


35年前に藤原弘達さんが見通し、懸念されたように創価学会公明党は政権中枢にしっかりと入り込んで、今や小泉自民党を通してこの国の死命を制するに至っている。