「ローマ帝國」の末期


「愛・知球博」と銘打った博覧会も、「8時間待ち」とか「12時間待ち」とかで連日超満員と伝えられる、日本は「天下泰平」そのものなのである。


今から約2千年前に、「千年も続いた大ローマ帝国」は滅亡した。今も地中海各地に残る「コロッセオ円形闘技場)」は、皇帝や民衆への残虐な見世物場として繁盛した。


最初は猛獣と猛獣や大蛇や猛獣との戦いが見せ場だったが、時代と共に次第にエスカレートして「猛獣と奴隷」との戦い、遂には「人間と人間」との決闘が見せ場になったと言う。


紀元前753年にロムルスが建国し、独裁を予防しながら千年、時には皇帝が暗殺され、自己改革を繰り返しつつ、然し「敗者にも寛容」だった。


国を治めるとは、「改革」を怖れないことだが、「改革」「改革」と声高に叫ぶ事ではない、ましてや、その場その場で国民を「言いくるめる」事では決してない筈だ。