今は亡き妹

okamakoto2005-10-02



妹の通夜、葬儀を通じて、お坊さんのお経を聞いたり、日頃は疎遠がちの多くの有縁の人達と久々にお会いし、お話し出来て大変有意義であった。


北陸は浄土真宗の本場のような地域、自分自身は不信心者でお坊さんのお経の内容も良くわからないのだが、人生や宗教等について身近に考えさせられる良い機会でもあった。


お通夜の晩の、最後にお坊さんが「朝には紅顔あって、夕べには白骨となる身なり」の蓮如上人の「お文」の一節を読み上げられて、何時もながら厳粛な気持ちになる一瞬であった。


それにしても、訃報の報せに、多くの親戚縁者が遠くから駆けつけてきてくれて、一夜を共に語り合えたことは本当に幸いだった。


学校の教師・大学教授、医師、弁護士の甥達、ボランテア活動をやっている姪達とも久々に顔を合わせ、互いの近況や人生をも親しく話しあえた。


あれもこれも「人のお世話が生き甲斐」だった「亡き妹」が、この機会を作ってくれたように思えてならなかった。


気配りがあって、結婚の仲人も30組以上、「お世話した皆さん」が「離別せずに揃って幸せ」が妹の自慢だった。何を隠そう、自分たち夫婦も妹の引き合わせで結婚している。