妹の死 

okamakoto2005-10-01


 
10月は「神無月」とか、先日までは「暑い、暑い」と言っていたのに、急に朝晩寒さを覚えてしまう。


特に、ここ何日間は郷里の北陸に行っていて、妹の死と葬儀・野辺送りに立ち会ってきたので心の隙間風は実にこたえる。


決して、妹の死去のせいではないのだが、この日記も、心ならずも何日間かの空白が出来てしまった。


その間に、大げさに言う程のものではないのだが、自分なりに「人生の意味」とか、「虚しさ」や「運」・「親の因縁」と言ったようなものを痛切に実感している。


妹は自分と一つ違い、この6月に一度は危篤の報に接し、妻と北陸に駆けつけて、その時は奇跡的に蘇生してくれた。


然し、闘病空しく「逝って」しまった。
3ヶ月余は、肉親・家族の気持ちを整理させてくれるものとして実に貴重なものだったと今更ながら思っている。


ただ、3年前に二番目の姉が不慮の事故で死の旅路についているので、相次ぐ肉親の別れというのは身内として実に辛いものだった。


然し、何れの場合も、子供達が立派に成長して一家を成しているのだから、本人達は思い残す事もなかったのだろうと考えている。


振り返って自分の事だが、実際女房・子供達には本当に「悪い夫で父であった」と、今更ながらに忸怩たる思いをしている。


そして、人間として「最後」はどうあるべきかを、真剣に考えさせられている今日この頃である。



(写真は鎌倉・お寺の参道)