学校教育の手抜き


今の世代が「日米戦争」があったことさえ知らない「世代」と言って笑えないのは、自分達自身の体験と比較すると「60年前」と言うと「大昔の事」、無理ないという気がしてならないのだ。


何よりも近年の日本の学校では「歴史教育」、特に日本の近代史には「手抜き」をして余り教ていないらしい(どうも作為的に日本敗戦を教えないのでは、と感じている)。


実は自分達世代も戦時下で、学徒動員や工場・農家へ駆り出されろくすっぽ学校での授業も受けないで来た、だから世界史や日本史にも疎かったし、今も疎い。


この自分達の体験から、成長期の教育現場の手抜きが如何に未来に対し、いびつな子供達を作っているのかを実感し、空恐ろしい気がしてならない。