「日露戦争」勝利

okamakoto2005-10-24



日本が日露戦争勝利後、37年目に世界の大国を相手に「太平洋戦争」に突入し、40年目に完敗した出来事は昨日記したように、丁度「東京オリンピック」から今日までの期間に等しい年月でしかない。


その間の37年間に日本人の意識がどう変わったのだろうか、日本が何故そのような「世界を向こうに回して戦争する」と言う「大それた」事を決断するに至ったのであろうか、


既にその事については多くの史家・名たる作家や学者が様々な角度から分析されているので、今更非才な自分が云々できる立場にもない。


ただ、明治38年(1905年)に、大国ロシアに「奇跡の勝利」を手にしたその瞬間から、日本の中に、破滅への萌芽が始った事だけは間違いない事だろう。


当時の日本とロシアの国力比較は大雑把に見て1対10であった。即ち当時の日本の歳入総額は2億5千万円、対するロシアは約20億円、兵力も20万人対200万人だった。