「後は野となれ山となれ」

okamakoto2005-12-01


一昨日も取り上げたが、先日の「マンションの構造計算偽造事件」でテレビ画像から映し出された「ゼネコン会社の社長」は正に「ペテン師」そのもの、最近の世相を反映している。


報道では、このゼネコン会社は、20人で年間売上高100億に対し最終利益10億台と、厳しい建設業者としては抜群の利益率を誇って来たと言う。


実態は何れ司法の手で暴かれるに違いないが、「オール外注」で急成長した「弱い者いじめ」で「下請け泣かせ」の「サギ会社」だ。


最も許せないと感じているのは、「構造計算の偽装」は、「地震で建物に問題が起きる(倒壊する)まで内緒にして置けばよい」との「無責任ヤクザ社長」の「本音の部分」である。


生殺権を握られている設計事務所の「人の好さ」に付け込み、安上がりの設計を描かせて「後は野となれ山となれ」の「金儲け至上主義」は、正に現代「カネ万能主義」を象徴しているようだ。


「勝てば官軍」、「勝つ為に手段選ばず」、「金の持てる者が偉い」、「金儲けすれば勝ちだ」との思想は然し、今の社会に満ち満ちている。