岐路に立つ「NHK」


然し、現在、政治の場でもNHKのあり方が問題となっているようだが、公共放送としてのNHKのあり方が、今非常に重大な岐路に立っていると思う。


総務省担当の大臣として、「問題の竹中氏」が、今度はNHKの将来像を決めるべく、民営化を含めNHKの将来像に采配を振るおうとしている。


民営化するにしろ、しないにしろこの機会に「政治権力の下」に置こう、「政治主導」に持っていこうとするのは目に見えている。


日銀の金融政策についてさえも、法律的に「日本銀行法」で独立性が担保されているのに、小泉―竹中ラインで金融政策について注文をつけている。これは「前代未聞」の異常な事態だと言う。


アメリカで「民営化・規制緩和」で、公益事業が大手企業の手中に握られ、この国自体がおかしくなった事は既に見て来たところである。(昨年7月22−24他)


テレビ放送事業も大手企業の系列化に入り、イラク報道でもかってのような自由で自主的な報道が難しくなったと聞く