NHKの重要性


マスメディアの権力支配の恐ろしさは、戦前の軍による「思想・報道統制」でいやと云うほど我々は味わってきたところである。


まして今は「一億総テレビ化」時代である、テレビの影響力たるは空恐ろしいものがある。孫達にして「一人一部屋」夫々一台だと聞いた。


民営化は勢い視聴率競争であり、その結果は激情化・過激化・愚民化に連なる、勿論「スポンサー意向」が絶対的である。


NHKは「視聴率競争」に巻き込まれてはいけない、日本の「良心の歯止め役」を目指す事だ、これ以上番組の愚劣化に加担したらNHKの存在意義はなくなってしまう。


自分の考えでは「紅白」は、他の民放に「プレミヤを付け」て売り渡す事だ、その上で報道・ニュース・教養番組に特化する事だ。


NHKは、国民の「愚民化」に加担すべきではないし、電波の多い事を誇るべきでもない(現状テレビ5チャンネル・ラジオ3波)、「少数チャンネル」に集約して、「質の高い報道」を目指せば、必ずや国民・視聴者の支持が得られるものと信じる。


幸いにNHKには素晴らしい「人材」と豊富な蓄積された「財産」(コンテンツ)がある、視聴率ではない、「良心」と「内容」で勝負すれば良い。所詮、芸能部門は脇役で良いのだ。


(正月の松竹梅)