バス復権への流れ


1980年代から90年代にかけての高度成長期、「怒涛のような車社会趨勢」の中にあって交通事故の激増、渋滞の慢性化、道路拡張と車両増加との悪循環、環境汚染の問題が大きな社会問題ともなって行く。


これらは高度経済成長政策の負の部分でもあったのだろう、それに伴って官界・業界の「バス復権」への努力も又真剣なものがあった。


公共交通機能復権への対策として各種助成策と共に「バス優先レーン」「バス専用レーン」「バス施設の改善・近代化策」等の施策も相次いで実施された。


このような事業環境に対応すべく企業としても、新商品として「乗り場案内システム」、「無線式バスロケーションシステム」を商品群に加え、更に「調査研究所」も併設した。


「乗り場案内システム」や「無線式バスロケーションシステム」では北陸地区の熱心な専門企業と提携し、苦労を共にし、それらの機器は全国の主要各都市で、今もお役に立っている。



(写真は最近の金沢市内のバス施設)