「金儲けは悪い事ですか！？」

早いもので今日6月30日で今年の折り返し点を越し、明日からは後半の7月に入る。今年は例年になくうっとうしい梅雨空が続き、幾ら「梅雨の季節」とは言え、,このような悪天候が長期間続くのは過去70年余の人生経験でもなかったように思う。

或いはこの重苦しさは、今のこの国の社会状況と重なっているからかもしれない、悪政から貧富の階層分化が極端となり、連日のように殺人事件等凶悪、悲惨な事件が報じられ、日本中が暗い気持ちにさせられている。

「金儲けは悪い事ですか」先日の村上ファンド村上代表のテレビでのセリフだ。「金儲けが悪い」と言ってしまえば,今の社会の仕組み―「資本主義体制」「市場経済システム」を否定しなければならないのだろう。

然し貧富の格差が拡大し,社会的公正さが保たれなくなれば,早晩社会体制は崩壊するに違いない。さりとて一挙に「社会主義体制」になるとも思えないし、「社会主義が万能」だとも言い切れない。

25年前に北欧スウェーデンに行き一昨年再訪してみてこの国は「高負担・高福祉」だが、現在の日本とは対照的に賢明な行き方をしていると思っている。 (詳しくは昨年記した)