「昭和天皇」と戦争

okamakoto2006-07-30



昭和最大の悲劇は「太平洋戦争」であり、その「敗戦」であった、これは直接・間接に戦争に参加した我々昭和世代だけではなく、60年経った今日でも日本人の心の中に大きな「後遺症」を占め、わだかまりを与えているように思う。


それは単に現実の国際問題や、政治、外交、経済問題に留まらず、個々人の人生観、道義観、更には将来に亘る日本人の生き方にも大きく影響を及ぼしていると思っている。


具体的に、気になる最近の現象はこの国の「道義の乱れ」である。日本人は本来道義観念には厳格だった、「責任感」「正義感」や「優しさ」、「思いやり」にも細やかささえあった、それが、功利的になり無責任の風潮と「不正義」が幅を利かせ、犯罪も日常的になったように思われる。


その風潮は、この国の指導層、政界・官界にも及び、暗雲のように社会全体を覆っているようさえ思う。政・官・業の汚職が日常化し、中でも「トップの責任のとり方」には、「責任回避の風潮」さえ常態化している


極め付きは「道徳の手本となるべき政治」が、かっての敵国アメリカの言いなりで、「強者への媚び」「へつらい、追随」さえ感じる、更に今や「金次第の拝金主義」「カネ万能思想」が一世を風靡している。